新改駅のスイッチバック〔508〕2004/09/05
2004年9月5日(日)晴れ
今日は久し振りにひまわり太郎Jr.1号2号と一緒に汽車に乗ってきました。JR四国の高知駅から普通列車に乗りまして、新改駅(しんがいえき)までの区間です。
ここ新改駅は、高知駅から数えますと9つ目ですからそれ程遠くないのでありますが、ものすごい山の中にある駅でございます。高知市や南国市などが広がる香長平野(かちょうへいや)から四国山脈へ突入した、最初の峠の山中にある駅なんです。ここはスイッチバックの駅としても有名なんです。
文章ではうまく説明できんのですが、とにかく、急勾配の上り坂の途中に駅があるので、そんな上り坂でも無理無く発進できるように工夫されたのがスイッチバックながです。線路がX字形になっちょります。写真の汽車は、ひまわり太郎たちが高知から乗って来た各駅停車。前方右方向が高知方面。右手前の線路の更に手前に駅のプラットホームがございます。高松方面へ向かうのに、一旦バックして本線の上にある引き込み線に入り、再び高松へ向かって発車するのであります。こんな説明で解りました?解らんかったらすびばせん。
この駅の周囲には、本当に何にもありません。徒歩で山道を15分程下りますと、平山という集落へ出ます。ここには小さな小学校もありますが、ダム湖の畔の美しい村です。
よくもまあこんな山の中に駅を作ったもんですね。こんまい駅舎の片隅には、利用客の一人がノートを置いちょりまして、この駅を利用するヒトが時々書き込んじょります。これを読んでみますと、この駅へわざわざやって来て、この不思議に穏やかな自然のなかで時間を過ごし、癒されて帰って行く方も結構いらっしゃるようです。なんか、えいですね。