走る理由と出世の石段〔5068〕2017/03/01
2017年3月1日(水)晴れ
今朝は東京。お仕事。昨日の夜の飛行機に乗って、やって来ました。なんか、久々の気がする東京。
で、東京出張と言えば早朝RUN。朝、4時半過ぎに起き出して走ってきました。
何故、出張すると朝走るのか。それは、普段、朝は走れないから。
僕は、よく、朝走ったりしないんですが?と訊かれ、走ってません、と答えます。それは、早朝は、会社に行くから。早朝目がさめると、会社へ行きます。もちろん工場は動いてますし、たくさんの従業員さんが早朝から働いて下さってます。
早朝というのは、実に気持ちが良いですし、なんと申しましても作業効率が段違いに良いんですね。なので、色んなことを考えたり、書き仕事をしたりするのは早朝に限るのであります。僕にとっては宝物のような時間、早朝。走ったりする暇は、無い。
で、出張に来ると、早朝会社に行くことも無いので、走る時間が取れるんですね。貴重な貴重な身体を動かす時間であり、ストレス発散の時間でもある。大切な、出張時の早朝。
それに、今は、少し走っちょかんといかん理由があります。
昨夜、社員さんから突然電話が。1.9kmをどれくらいに速さで走れますか?とのこと。実は、今月(そうか。今日からもう3月か)、高知のろうきん様主催の駅伝大会があるんですな。で、色んな企業さんが出場するのでありますが、弊社チームも初出場することになった訳だ。
そして、僕にも出走依頼が。ああ。
僕は、以前鏡川流域駅伝で死にかけてから、一切のレースを断って来ました。いくら友人に誘われても。でも、社員さんから言われたらね。これはね。断れない。ああ。
そんな訳で、走ることになったのであるが、出走選手の自己申告タイムを足し合わせると、出場チーム中、最下位になることが判明。これはいかん。と、言うことで、今一度本気のタイムを自己申告し、今週末には一度タイムトライアルをしよう、てな話になってきたのだ。どうなることやら。でも、会社の同志と走るというのは、実に楽しそうだね。ドキドキしてきました。
こないだの土曜日、久々に走りました。最近全然走れてなかったので、ふうふうぜえぜえ。これはいかん。こんな時間を利用して、少し走り込んでおかなくては、と思うたのでありました。
今朝は、ここから皇居へ。皇居を一周し、築地まで走って、帰ってきました。
東京マラソンが終わったばかりの東京で、皇居の周りを走るツワモノは、速いヒトばかりでした。みんな速いんで、少し挫けそうになりました。
ここは、愛宕山。この石段の上に愛宕神社。東京23区内最高峰の、標高25.7mの山、愛宕山。地理院地図の土地条件図を見ると、これもやはり、洪積台地。12万年位前に浅海底で堆積した土砂が、河川によって開削され、山になったのか。
土地条件図、最近リニューアルされ、実に見やすくなりました。今まで洪積台地と書いてきましたが、今はそんな呼び方しませんね。更新世段丘が、正しい。これからはその名称を使います。
その更新世段丘の急坂にしつらえられた愛宕神社の石段。三代将軍家光が、ここを通りかかった際、愛宕山の上に梅が咲いているのを発見。誰か、馬でその梅の枝を取ってくる者はおらんか?と家臣を煽ったところ、丸亀藩の曲垣平九郎が見事馬で石段を駆け上がり、梅を取って来ることに成功、やんやの喝采を浴びて出世した、という逸話で有名な、出世の石段。
いざという時に発揮できる実力と、チャレンジする心を併せ持つことが、大切。それが出世の心構え。