1本からお届けします!お電話でのご注文・お問い合わせ

フリーダイヤル:0120-77-6245

今日のにっこりひまわり 毎日健康社員日記

七夕待ち、七夕の通夜〔4464〕2015/07/06

七夕待ち、七夕の通夜

2015年7月6日(月)小雨

梅雨空の月曜日。
高知新聞に、「暮らしの風景」という連載があるのをご存知でしょうか。今朝の高新の、そのコーナーは「恋愛の習俗」というテーマで、書かれちょりました。
今日は7月6日。明日は七夕。まあ、昔は旧暦でやりよったでしょうが、7月6日の夜は「七夕待ち」という習俗が、土佐に広くひろがっておった、という話題。

これは、七夕の前日の夜、つまり7月6日の夜、若い娘さんの居る家に若者を招き、朝まで食べたり飲んだり踊ったり、と楽しむ習俗。娯楽の少ない昔のこと、これはとんでもなくワクワクする催しであったのではないか。娘さんや若い衆が、この日が来るのを待ち望んじょった風景が眼に浮かぶではありませんか。いや、まっこと。
で、その記事に、このにっこりでもビッシリご紹介する、宇佐、真覚寺の住職、静照さんが安政南海地震の後、何年も何年もずうっと書き続けた日記、通称「真覚寺日記」の、七夕待ちに関する記述が紹介されちょりました。そう。この記述は、小生も、気になって調べたことがあります。

安政二年七月六日
晴天 朝、墓所の掃除する。今日も暑さ甚だし。晩方醤油を造り込む。八ツ半時、小ゆり。同時大黒屋才三郎子供を連れ、七夕の詩歌書き呉れよとて、来る。昨日庭前の梨を取り、百四五十程、売る。風と盗人を恐れてなり。伝平、常次、熊三郎などの病人へ梨を遣る。
今夜娘共寄り集まり、七夕祭りの通夜する。女子これ有る小屋は、大勢集まり来たり甚だ賑敷し。もっとも昨年と違い、橋田辺にては色紙の短冊を括り付けし笹ある家、なし。

安政南海地震からまだ半年ちょっとの日記。なので、色紙の短冊がないのは、その影響と思われます。
1年後の日記。

安政三年七月六日
曇り(中略)
夜、七夕の通夜とて、若者共集まり、歌うて、暁に至る。当寺北隣にも娘有る家へ数人来たり甚だ賑わし。美女招かず、好醜の男争い逐うと高野大師ののたまいしも、実にもっともなる事なり。夜中雨ふる。

今日の新聞にこの日記が紹介されちょりますが、後段は省かれちょります。この後段は、美女は、人を招かなくても、好醜の男が争って訪問してくる、という意味。この北隣の娘さんは、なかなかの美女であったと思われる。

宇佐では、「七夕待ち」を「七夕の通夜」と呼びよったのでしょうか。静照さん、微笑ましげに、この習俗を伝えてくれちょります。

この日の日記には、他にも興味深い記述が。

福島の陰陽師の言うには、一昨年入り来りしは「雄波(ヲナミ)」と申すものにて、一両年のうちには、又、「雌波(メナミ)」来たるべし、油断すべからず、と流言せしむる由。それにつき、こども女子は海鳴りを聞きて、又、波入るや、と恐怖するもあり。ある男、これを聞きていわく、いかに世の中の義理とは言いながら、雌波雄波と事をわけ、夫婦連れにておつとめには及ばぬ事と云々。

まっこと、この親父の言う通り。いつの世も、こんな流言を流す輩が居るもんであります。

この時代、男女の出会いや、結婚に至る過程は、独特の風習、習俗があり、実にうまく機能しよったと思われます。

ここは、南国市のとある幼稚園。
七夕の短冊がたくさん飾り付けられた笹が、いくつも立てられちょります。子供がたくさん居る風景は、社会の活力を感じさせてくれる。
一昨日お邪魔しちょった沖ノ島。人口が150人とも言われますが、保育園と小学校があります。小学生は、全校児童が2名。保育園には5人の子供が通いゆうとか。
あんな島に、再び若者が住み始め、子供をつくり、育て、賑やかになっていく方法は無いもんだろうか。あの島に何千人も住んでいた時代、男女の出会いを促進していく習俗がたくさんあったでしょうに。

その沖ノ島の保育園にも、七夕飾りがありました。短冊のひとつには、こう書かれております。

ふつうのかめんらいだーより もっとかっこいいかめんらいだーになれますように。かなた

かなた君の健闘を祈る。


←前日の日記2015年07月の日記翌日の日記→

HOME今日のにっこりひまわり

日記検索

年月別過去ログ

年のクリックで月を表示・非表示します。月をクリックすると記事一覧を表示します。

2026年

2025年

2024年

2023年

2022年

2021年

2020年

2019年

2018年

2017年

2016年

2015年

2014年

2013年

2012年

2011年

2010年

2009年

2008年

2007年

2006年

2005年

2004年

2003年

サイトマップ

facebook  instagram  x