台風被害に遭われた皆様に、心よりお見舞い申し上げます〔4135〕2014/08/11
2014年8月11日(月)曇り
台風一過、とはいきませんが、それでも久々に穏やかな朝になりました。こんな穏やかな朝、久し振りです。台風は行き抜け、雲は多いものの青空が見える、そんな朝。大雨が降りそうな気配は微塵もない、穏やかな朝。もう、雨は結構です。
これほど降った夏、というのも余り記憶にない。台風が襲来したとしても、その期間だけの暴風雨、というのが通常でしたが、今回のは、とにかく長かった。最初は今月の1日の夜。2日のにっこりで、大雨の中、しかしのんびりとレポートしちょります。それから予想もしてなかった記録的な大雨が降り、台風12号は行ってしまいました。その後を追いかけて来た台風11号が、ホントに遅い。12号が行き抜けても台風一過とはならず、大雨の被害や土砂崩壊の危険性を引きずりながら、時折断続的に大雨が降ったりしながら、11号を迎えました。その間、時折青空も見えたものの、スッキリという訳にはいかず、中途半端な感じで過ごした高知県。
で、一昨日から昨日の朝にかけての暴風雨。
昨日のにっこりを書いた時点では、まだ、被害の状況はわかっちょりませんでした。が、あの暴風雨、かなりの被害が出ちゅうとは思いました。
やはり、県下、浸水や土砂崩壊の被害が多く、また、農業被害も深刻ですね。友人知人のビニールハウスや圃場も、倒壊、冠水などを被って作物に大きな痛手。昨日、南国市十市のパレルモ、トマト農家さんにお邪魔しましたが、トマトのハウス、竜巻に遭うたように屋根が吹き飛ばされ、隣のハウスを越えてその向こうの空き地に骨材が散乱しちょりました。トマトがどうなるかも心配です。県下、このように、大きな被害を受けた農家さんも多いようです。心よりお見舞い申し上げます。
その農家さんがおっしゃってられましたが、こないだうちからの大雨で受けた被害の修復をなんとかやりかけた所へ、この暴風雨被害やそうです。なんとも仕様がない、と嘆いておられました。
ここはいつもの野市、上岡八幡宮さん。今朝は、台風によって折られ、吹き飛ばされた樹々の枝や葉っぱが境内に散乱。この右手の巨木も途中からポッキリと折れ、その暴風雨の凄まじさを伝えてくれます。
拝殿前では、熱心な氏子さんが、後片付けと掃除をしておられました。気が遠くなるような散乱した樹々。辛抱強く掃き集め、片付けをされる氏子さん。ご挨拶してお参りしよったら、「まだキレイにできちゃあせんきごめんなさいね」と言われ、ホントに恐縮してしまいました。手伝いもせず、ホントに申し訳ございません。
昨日のにっこりの写真でも、鏡川の沿岸の柳の木が折れちゅうがが写っちょります。こんなに、大きな樹々がなぎ倒されるような台風は、本当に久し振り。そんな中、高知では昨日のお昼からよさこい。
まあ、こんな状況での開催については色々とご意見もあろうし、議論もありましょう。しかし昨夜、ちくと追手筋界隈に観に行っちょりまして、踊り子さんたちのとてつもない笑顔を見ると、やはり、よさこいはよさこい、やらんといかんがや、と感じました。よさこいには、たぶん、不思議な力があるがです。あの、本当にとてつもない笑顔は、その人生の、何よりも優先される楽しさが溢れる笑顔。それはそれで、とても大切なのではないか、と思います。
土佐の青空とお日様の下、という訳には参りませんが、踊りやすい曇りのお天気が予想される今日。それぞれの立場で、それぞれ、よさこいを、思い切り堪能してください。
これが、高知の夏、高知そのものですきんね。