上町2丁目交差点、才谷屋〔413〕2004/06/02
2004年6月2日(水)晴れ
今日も朝から夏の日差しが照りつける高知県地方でございます。今朝は、昨日撮影しました築屋敷から北へ進み、電車通りへ出た辺りをたつくってきました。本丁筋、上町2丁目交差点から東に向かって撮影したものです。
この交差点の南西角、写真では右手前の角に、藩政期中期~後期、「才谷屋」という豪商が店を構えちょりました。南国市才谷からお城下へ出てきて商売を始めた大商人で、特に、3代目才谷屋八郎兵衛直益(1705~1779)は、大いにその業容を発展させました。それまで才谷屋は「大浜」姓を名乗っておったそうですが、直益が「坂本」姓に改めたのだそうです。直益は学問にも秀でた優れた人物だったようです。
1770年、直益は、長男の「兼助」を本丁筋1丁目に分家させて、次男に本家を継がせました。翌年1771年に兼助は新規郷士(この時期、財政に苦しむ藩は、資金を提供してくれた者を郷士という下級武士に取り立てる政策を実施していました)になります。
その子孫に、幕末、龍馬という人物が現れて日本を動かすことになったのであります。