台地の先っぽを体感する〔3943〕2014/01/31
2014年1月31日(金)ぬくい朝になりましたでんがな
今朝は大阪。昨日、やって来ました。今朝の大阪は薄曇りで、気温は高め。大阪駅近くのホテルを5時に起き出して、いつものように走ってきました。最終目的地は大阪市中央卸売り市場やったがですが、まずは大阪城。中之島から八軒家浜を通り、大阪城。
左回りでぐるりと走ってきました。早朝から、たくさんの善男善女が走ったり歩いたり。大阪市民にとって、格好のウォーキングスポットですな。
以前に何度も書きましたが、大阪城は、上町台地の北端に建てられちょります。台地北端を北へ下ったところが淀川でした。森の石松が、金比羅代参を済ませて清水へ帰る途中、八軒家から三十石船に乗り込んで伏見へ向かいましたが、その八軒家浜があったように、昔から交通の要衝。そんな便利な土地に面した丘の上の土地に最初に目をつけたのは、たぶん蓮如上人。1496年に、坊舎の建設を初めて翌年に完成。どんどんと大きくなり、1533年に本願寺教団の本山となったのはご承知の通り。
どんどんと要塞化して、巨大な城のようになっていった石山本願寺。台地の上に寺。台地から下る斜面に街が発展して大坂と呼ばれるようになったとか。
そうして栄華を誇った石山本願寺も、信長に攻められ、1580年に明け渡されました。しかし、そこに至るまでは、信長もこじゃんと苦戦しちょります。石山本願寺も難攻不落の城でした。
その後紆余曲折があって1583年に秀吉が築城を開始、壮麗なお城を完成させました。
その大阪城。
台地の先っぽに造られちゅうのが一番実感できるのは、この写真の場所やないでしょうか。天守閣の東、内堀の東側。梅林の西の坂道。写真右手の下に梅林が広がり、左下は内堀。左端に大阪城天守閣が見えます。夜明け前の、美しい風景。こっから下る坂道は、大阪城が台地の先っぽにあることを体感させてくれます。
江戸城も、同じように武蔵野台地から張り出した丘の先っぽにつくられちょります。ご存知太田道灌によって。江戸城が台地の先っぽであることを体感させてくれるのは、九段の坂と三宅坂でしょうか。この坂道と同じく、先っぽの証拠。
早朝の大阪城を周回した後、また八軒家浜を通って中之島へ。今日は、中之島を、東端から西端まで走りました。そして大阪市中央卸売り市場へ。築地と違い、観光客もやって来てない朝の市場。働く皆さんの活気が嬉しい朝の市場です。
その中で、「かねよ」さんという食堂に入って朝飯を食べてきました。基本的に、安い。モーニングサービスに、ハンバーグ定食とかハムカツ定食とかたくさんのメニューがあって全部450円。安い。
しかし、朝の私はガッツリ系ですので、「本日のサービス」という、100gとんかつ、海老フライ、フライドポテトの定食にしました。美味しかったです。