室津港と一木権兵衛〔368〕2004/04/18
2004年4月18日(日)快晴!
さあ、今日からにっこり2年目が始まります。これからもよろしくお願いしますね。
さて、ひまわり太郎、昨日から出張で高知県東南端にございます室戸市へやって来ちょります。室戸岬に近い「室戸岬漁港」に、海の駅「とろむ」という施設ができたためです。昨日は鳥羽一郎さんのステージあり、餅ばわしあり、店舗も出店も賑やかとあって、たくさんのお客さんで賑わいよりました。なかでもひまわり太郎が気に入ったのは、高知の地酒、それも純米大吟醸クラスが、グラス1杯105円で飲み比べ出来るお店。
お酒の値段によってグラスの大きさが違ってくるのは仕方ないですね。しかし、ちょびっとづつでも塵も積もればなんとやらで、結構いい気分になってしまいました。
んで、室戸の町に泊まったひまわり太郎は、今朝、室戸から田野町というところまで走って帰ってきました。約26km。田野町にあります「二十三士温泉」まで走って、温泉につかり、ビールを飲んで、ごめんなはり線の汽車でもんてきた訳でございます。
写真は、室戸市中心部にあります「室津港」。藩政期初期、野中兼山の流れを汲む一木権兵衛(いちきごんべえ)という普請奉行が大改修し、便利に使えるようになった港として有名ですね。その際、港口の除石に難渋し、海神に、除石の暁には一命を捧げると誓願しました。そのお陰か、除石に成功、工事はほぼ完成に近づきます。その報告と諸事引継のために権兵衛が室津から西へ、高知へ向けて出発、浮津のあたりに差し掛かると身体が痺れて動けなくなりました。引き返して翌日また出発しましたが、また、浮津で痺れて動けなくなります。権兵衛は、今こそ誓いを果たす時なり、と、自刃して人柱のなったのであります。
写真はその室津港。右下をひまわり太郎が走っております。
我々は先人達の努力の上に便利さを享受しよりますね。感謝をせんといかんです、はい。