大阪中之島のバラ園から公会堂を眺める〔3136〕2011/11/16
2011年11月16日(水)晴れてまんがな
今朝は大阪。昨日の飛行機でやって来ました。大阪駅に巨大な ビルができて、随分とあか抜けたイメージになっちゅうがは知っちょりましたが、駅の北側に大きなビルがいっぱい建設中で、まだまだ再開発が進みゆうがは知 りませんでした。なんとなく駅裏、という感じやったっがが、どんどんと洗練されていきよります。あの大阪が。
ここは今朝、早朝の中之島。中之島に はバラ園があります。最近キレイに整備されて、なかなかおしゃれ。あの大阪も、街の景観はおしゃれになっていきつつあります。ここから東へ行くと中之島の トン先。どうやら大きな噴水ができちゅうようで、昼間は土佐堀と堂島川が一緒になる地点で水を吹き上げゆうにかありません。その南岸の東は八軒家浜。藩政 期の頃、京、伏見へと向かう客船の発着場。森の石松が「酒飲みねえ寿司食いねえ」とやったがは、八軒家から乗った伏見行きの船の中。
そっから東へ 行くと大阪城。大阪城は、南から突き出してきちゅう「上町(うえまち)台地」の先っぽに位置します。そう。江戸城が、武蔵野台地の先っぽに位置しちゅうの と同じ。お城の立地条件として、台地の先っぽというのは最適やったがでしょう。江戸の場合、台地の上や斜面を利用して大名屋敷が建設されました。大阪では どうやったがでしょう。上町台地を南下すると、お寺さんが多いですよね。台地から西へ下る斜面には立派なお寺さんがどっしこ。各藩の藩邸はどこにあるかと 言えば、土佐堀、堂島川などを始めとする堀川沿いが多いようです。大阪は商売の街で、物資の輸送に適した堀川沿いであることが重要なポイントやったがで しょう。
写真では、とっと向こうに、明治末期に立てられた赤煉瓦づくりの公会堂が見えます。キレイに保存され、中之島の価値を高めちゅう公会堂。
大阪といいますと、ごちゃごちゃした派手好きの街というイメージが強いですけんど、駅周辺と言い、中之島といい、おしゃれになってきましたね。
た だ、大阪は、独特の矜持にようなものを持っちょります。今、駅とかで、知事選挙、市長選挙の投票の呼びかけをしよりますが、その「投票は朝7(なな)時か ら」と呼びかけます。たぶん大阪以外の場所では「7(しち)時から」と言うでしょう。こういう場合は標準語が基本になりますき。
エスカレーターで急がない人が、右側に立つがも大阪だけ。大阪は、いくらおしゃれになっても、やっぱし大阪なのでありました。おばちゃんたちは異様に元気やし。