この前が堀川であった時代〔3103〕2011/10/14
2011年10月14日(金)小雨
昨日、高知へモンてきました。昨日の高知新聞朝刊を見ますと、明日、10月15日から開催される桂浜水族館開館80年記念行事、浦戸湾展の記事が載っちょりました。そう。あの水族館は、80年も前から、あの場所でやりゆうがです。
で、浦戸湾にまつわるたくさんの展示が行わ れる訳ですが、明日のオープニングに合わせて、記念のシンポジウムが開催されます。13:00から桂浜荘さんで。
テーマは「浦戸湾の過去・現在・未来」。う~ん、素晴らしい。どういう訳か、パネラーの末席にひまわり太郎が居ったりしますので、お暇な方はぜひぜひご来場ください!
浦 戸湾は、1950年から、江ノ口川を経由して流れ込んだパルプ廃液によって、日本最悪の海域となっちょりました。以前にも書いたことがありますが、「浦戸 湾を守る会」の山崎圭次さんたちの捨て身の活動で、工場は閉鎖され、あっという間に汚くなった川と海が、長い長い年月をかけてキレイになってきたのであり ました。
過去の反省を活かし、これからの浦戸湾と、我々はどう付き合っていくのか。これは、今に生きる私たちが真剣に考えていかんといかん、こじゃんと重い命題でありますね。
ところで、水族館の記念展示、どんなんかと申しますと、
海上交通の変遷や浦戸湾の名所旧跡、民話などの紹介
魚介類の写真や伝統漁具の展示
アカメの現状と生態の紹介
生コン事件などの解説
と、まあ、興味深いものばっかしで、ワクワクします。その上、何と、「妖怪えんこう屋敷」というのまで特設されるとか。これは一体どんなものか。期待に胸がパンパンです。
写 真は、今朝の大丸前。江ノ口川とつながる堀川がどぶ川になり、「臭いものにフタ」で埋められるまで、ここは堀川の一部、ちょっと広い池みたいになっちゅう エリアでした。池にはカキ舟が浮かべられ、おきゃくもできよりました。こっから堀川を小舟で下ると、はりまや橋の下をくぐり、土佐橋を抜けて四ツ橋へ。
自然との共棲、水辺の街、これは、高知に棲むヒトの願いであり、特権でもあります。