山田駅の水飲み場〔2987〕2011/06/20
2011年6月20日(月)雨
今朝は、結構ガイに降りましたね。川も増水して濁っちょります。よう降ります、まっこと。
ここは今朝の土佐山田駅。山口県で業界の寄合いがありまして、そこへ向かう為に汽車を待ちよります。会社からJRに乗るには、この土佐山田駅でも後免駅でもどっちでもかあせん。距離は似いたようなモンですき。
土佐山田の駅のホームに、こんな水飲み場があります。最近、メッソ見かけんなりましたね、この手の水飲み場。昔は、どこへ行ってもありました。この、どう見ても昔からそのままらしい水飲み場も、コックだけは新しいがに取り替えちゅうにかありません。
ひまわり太郎が子供の時分は、コンビニはもちろん自動販売機などもほとんどありませんでした。お店で売りゆう飲料は、コーラとかファンタとか。お茶を缶で飲むなんぞということは、想像もしちょりませんでした。ましてや水なんぞ。水道水以外で、水を購入して飲むなどということを、日本人がするとは予想もできんかったですよね。山と川に恵まれ、キレイな水が豊かな日本で、わざわざ水を買うて飲むことはあり得んと、皆、思うちょりました。
そんな時代、主役はこの噴水のような水飲み場。先っぽに小さな穴があり、蛇口をひねると噴水のように水が出て来て、それを飲みます。普通の蛇口の場合、手をすけて飲むか、顔を横向けて、蛇口の下へ口を持って行って飲むかしかなかったので、この手のやつは便利でした。高知では、水道水はずうっとおいしかったですき。
水道水が飲めん、と思うたがは、こないだも書きましたように万博で大阪へ行った1970年。そして数年が経過し、中学生の頃、母校(中高一貫)が甲子園に出場し、ブラスバンドに所属しちょったひまわり太郎は応援で甲子園に行きました。今のように交通の便が良くないので、1度勝つと、次の試合までは応援団も近所の幼稚園に泊まり込み。しかし、高知県人は誰も、あの頃のあの地域の水道水を、よう飲みません。お茶に沸かしてごまかす訳ですが、それでも強烈な塩素臭は我慢できません。で、近所のお店に行って、コーラとかファンタとかを仕入れて来て飲むがが最高の贅沢でした。水はもちろんウーロン茶も、まだ、売りやあせざったですき。
この懐かしいオブジェを眺めると、そんなことを思い出します。今は昔。