雨が降るとお参りしとうなる神社〔2985〕2011/06/18
2011年6月18日(土)小雨
雨が降ると、行ってみとうなる場所、皆さんそれぞれあると思います。理由はないが、雨が降ると行ってみとうなる場所。ひまわり太郎は、雨が降ると、何となく、ここ、野市の大谷神社に、お参りしとうなるがです。今朝は小雨。傘を差して、お参りしてきました。
三宝山の西麓、大谷集落に鎮座する、古いお宮さん。この鎮守の森が、雨に濡れて美しいがです。そして、あの拝殿に灯された電灯が、何とも言えない幽玄な雰囲気を醸し出します。
左右の狛犬は明治18年ご寄進ですきに、そんなに古いものではありませんが、本殿は天保7年に建てられたそうですき、結構なもの。龍馬さんが生まれた翌年、つまり1836年、戸板島村の大工さん、中村祐四郎清重さんによって建てられました。こうやって175年が経過しても名前が残っちゅうというがはすごいですね。
さて、この大谷神社と言えばパンツ一丁。何度かご紹介しました。毎年旧暦6月14日~15日、夏大祭の「古式祭」で、パンツ一丁5人の裸男が、甑で炊いた蒸し飯にみそ田楽を添えた五膳を深夜本殿に供える、という儀式が行われるそうです。参道入り口脇の案内板に書いちゃあります。「古式」といいますが、下帯とか褌とかではなくてパンツ一丁というがが不思議。一度、ぜひ、見てみたいお祭りのひとつです。
旧暦14日~15日ですきに、晴れちょったら空には満月。明るい月明かりの下に照らし出される、パンツ一丁の五人の裸男。
こういった、古くからの地域の風習、民俗が、現代なりに消化され、継承されていくがはこじゃんと素晴らしいこと。雨の大谷神社で、いつも思うことです。