いつものように今年も暮れてゆきます〔2812〕2010/12/27
2010年12月27日(月)晴れたり曇ったり
てな訳で、冷え込む年の瀬。いや、クリスマスと年末年始は冷え込んだ方がそれらしいです。大雪の北国さんは大変ですが、ここ高知は静かな年末を迎えようとしよります。とは言え、高知も山の方は雪になっちょりまして、高速道路は通行止め。我々日配商品製造業者は、毎日、非常にタイトな時間の中で製造、流通をやりよりますので、道路や橋が止まるとその対応でいつもオオゴトなのであります。まあ、馴れちょりますきに、素早い対応はしゆうがですけんどね。
そんな会社の喧噪が嘘のような、夜明け前の上岡八幡宮。
このお宮さんも、お正月には初詣のお客さんで賑わいます。今年の元旦、自転車でお参りに来ましたら、たくさんの参拝客が訪れよりまして、この上岡八幡宮の氏子さんの多さが実感できました。
夜明け前の八幡様の森はご覧の通り。森の中に、拝殿の灯りがぽつんと灯り、厳粛名厳粛な雰囲気に溢れちょります。
手前に白い四角いものが見えますでしょうか。弘化年間の銘のある台座の上に置かれた箱で、「古いお札入れ」とマジックで書かれちょります。そうですね。お宮さんのお札はお正月に取り替えるがが普通。時間が経過すると、神様の魂と申しますかご加護と申しますか、そういったものが薄れていくがらしいです。で、一年の内でいつ取り替えてもカマンと思いますが、お正月にやるがが一般的ではないでしょうか。
こうやって、大晦日が近づくと一年間お守り頂いたお札を神社に持ち寄り、お正月に新しいお札を頂いて帰るという訳ですな。集まった古いお札は、お祓いされ、お焚き上げされることになります。その石段を上がった左手で、毎年お焚き上げしゆうにかありません。
大昔から続いてきた風習。そうやって、今年も静かに暮れていくのでありました。