点字新聞のポチ袋と日本訓盲点字〔2808〕2010/12/23
2010年12月23日(木)快晴!
良いお天気。明日はクリスマスイブで、街にはクリスマスソングが流れよります。
「今日は何の日」というがで調べましたら、1890年の今日、石川倉次さんたちが
「日本訓盲点字」を完成したがやそうです。元々、ヨーロッパで確立されてきた点字を、日本式にして完成したがですね。1890年と言えば明治23年。目が不自由でも、かなり自由に文書が読めるようになった訳で、画期的やったでしょうね。
高知には、高知市立の点字図書館があり、これもまた新しゅうするがで検討委員会が開催されよります。
生まれた時から全盲の友人、ハマちゃんとは、近所の飲み屋さんでよく一緒に飲みます。そのハマちゃんに訊いてみましたら、本を点字で読めるがは有り難いことであるが、それだけぢゃあ皆が色んな文字情報に接することができる訳ぢゃあない、とのこと。ハマちゃんとかは、普通に我々が本を読むようなスピードでどんどんと点字文書を読んでいきますが、大人になってから目が不自由になった方、特にご高齢になってからの方は、そんなに自由に点字を読むようになるがはかなり困難ながやそうです。そこで、図書館として必要ながは、点字だけぢゃあ無うて、録音図書と音読サービス。先進的な図書館では、音読のスタッフを常駐させ、目が不自由な方が読みたい本を声に出して読んでくれるのであります。
さて、写真は、ひまわり太郎仕事部屋の机の上に置いたお年玉袋。こないだ高知新聞にも紹介されちょりましたね。県立盲学校の、5年生の生徒さんが先生と一緒につくったものやそうで、点字新聞をリサイクル利用しちょります。これで10円。素晴らしいですな。こういう、気持ちのこもったモノは、心を温かくしてくれてホントに嬉しいです。
向こうの壁に張られちゅうがは来年のカレンダー。もう、部屋は来年モードに入っちょります。今年ももうちょっとになってしまいました。良い年の瀬とお正月にしたいですね。