夜明け前の築地、ゴチャゴチャ混沌猥雑〔2760〕2010/11/05
2010年11月5日(金)東京も快晴!
てな訳で今朝は東京。良いお天気の東京。
最近東京へ来ると、朝は築地界隈をたつくるががマイブームになっちょります。今朝も、夜明け前からたつくりに行っちょりました。築地は早朝から賑やか。やっぱしニッポンの台所ですな。
ここは市場に隣接する場外市場。夥しい数の食料品のお店が並び、お寿司屋さんとかもどっしこ。24時間営業のお寿司屋さんもたくさんあって、早朝からたくさんのお客さんがお寿司や海鮮丼を食べよりました。ひまわり太郎も食べとうなりましたが、ここはグッと我慢。朝ですきんねえ。
しかしエイですね、この混沌、猥雑、ゴチャゴチャ感。これで、マグロの競りをやったりする訳ですきに、外国人観光客に大人気ながはようわかります。キレイにすっきりしちゅう施設がお洒落に並んじゅうより、ヒトがくつろぐがはこんな雰囲気ながですよね。高知でもひろめ市場が人気ながは同じ理由。
この築地を、もっと東の豊洲へ移転する計画があり、石原都知事はどいたちやりたいみたいですね。衛生面とか、施設が狭隘になったとか、色んな理由があるみたいです。そりゃあ、都の市場を移設するがは都の勝手ですきに、色々と言う立場にはないですけんど、この素敵なゴチャゴチャはどうなるがかはこじゃんと気になります。築地の取扱高は、このところずうっと減り続けよります。これから人口は減少し、系統市場流通以外の新しい流通システムもどんどんとできて来ゆう今、余裕のある大きな施設をつくるメリットやいかに。
たぶんですね、この築地の地価と豊洲の地価が全然違うので、その差益をアテにしちゅうがやないですろうか。兆を超える金額らしいですきに。しかし、一見アナログで非合理的に見えるこの巨大市場、こないだも書きましたが、中で商売するヒトにとっては、実は長年築き上げてきたノウハウの塊になっちょって、意外とものすごいシステムや、ということです。そして市場内よりも、それに付属するこの店舗群や、その外周の企業群。そのボリュームが、市場本体よりも大きいかも知れんですな。
ともあれ、この巨大なゴチャゴチャ混沌猥雑、こじゃんと魅了的ながは間違いございません。