ツクツクボウシの森〔2702〕2010/09/08
2010年9月8日(水)晴れ
昨夜は結構ガイに降りました。台風9号の影響でしょう。会社横の物部川も水量を増し、普段は河原になっちゅう部分を茶色く濁った水が流れて行きよります。
ここはいつもの上岡八幡宮。写真に音は写りませんきに、何の写真かわからんと思いますが、これはツクツクボウシの鳴き声が響く鎮守の森を撮影したもの。言わばツクツクボウシの森。
夏が終わり、秋に向こうていく雰囲気を盛り上げるががツクツクボウシ。ですけんど、この境内でもしばらく前から鳴き始め、今が盛りとなっちょります。台風の影響で風雨がエラかったですが、明日からまたギンギン暑うなるという予報。
この時期、台風が過ぎていくたんびに秋の気配が深まっていくはずながですけんど、今年は違いますな。
ところでこないだ、東京の竹芝桟橋をご紹介しましたが、あっから船に乗って到着する八丈島には、蝉はツクツクボウシしかおらんそうです。嘘かホントか知りませんが、ネットにそう書いちゃありました。不思議ですよね。ですきに、結構長期間、ツクツクボウシが泣き続けるそうです。
ツクツクボウシの名前の由来は、誰でも想像がつくとおり、あの鳴き声からきちょります。しかし考えてみますれば、なかなか個性的な泣き方ですよね。ジジーーてな感じから始まってオーシツクツクオーシツクツクになり、どんどんとテンポが速うなって、終盤は「吸いゆうき 吸いゆうき」と、樹木の密を吸いゆうことを土佐弁でアピールしよります。他の蝉の単調な泣き方とは一線を画する複雑な構成をもった泣き方。蝉とは思えない泣き方をするヒグラシとツクツクボウシは、ひまわり太郎選定の蝉の鳴き声番付の東西の横綱。
そう言えばもうすぐ大相撲が始まります。十両になってしもうた豊ノ島くん、なんとか頑張ってもらいたいです。地元高知から、熱い声援を送りたいと思います。