鹿児神社の立派な土俵と山崎義重さん〔2555〕2010/04/14
2010年4月14日(水)晴れ!
良いお天気の朝。今朝は電車通り、舟入川沿いに出勤してみました。このところ桜吹雪がすごいですね。映画のシーンのように、あちこちで桜が舞い散りよります。
ここは大津の鹿児神社。田辺島通りの電停の南にあります。この山の石段を登った所に、北向きの拝殿、本殿が鎮座まします鹿児神社。珍しい北向き神社でございます。
鹿児という地名は、ここに水主(かこ)が住んだことに由来するがは間違いないでしょう。このしゅっと北東が舟戸で、平安時代には、紀貫之さんも船出したという港がありました。
ですきに大津でもあります。国の中心地は現在の国分界隈で、この舟戸の辺りが表玄関やった訳です。この鹿児神社のある山の北側が、舟戸に発着する船のメインストリートやったと思われます。ですきに、海の安全を守る住吉大神を祀る鹿児神社へは、その、メインストリートたる北側からお参りすることになった訳で、それで珍しい北向き神社になったがやないでしょうか。いや、勝手な想像ながですけんど。
石段の下は広場になっちょりまして、ご覧の通り立派な土俵がしつらえられちょります。山の麓に顕彰碑が見えますが、あれは、元陸軍少将で、高知の青年相撲振興に多大な功績を残した山崎義重さんの顕彰碑。大正4年に陸軍を定年退職した後、生まれ育ったこの地へ戻り、「青年に健全な娯楽を与える」ということで相撲をどんどんとやらせたそうです。高知の青年相撲、学生相撲が強くなったのは、山崎さんの功績が大きい訳ですね。
たぶんこの立派な土俵でも、お祭りの時には相撲大会が開かれゆうと思います。たぶん子供の相撲大会。今、県下では、本山町の上関という所の神社で、大人の部もある奉納相撲が行われゆうそうです。去年、新聞で紹介されちょりましたね。昔ながらの前準備や飾り付けで、賞金も多く、こじゃんと盛り上がるそうです。う~ん、観てみたい。