物部川の渡し船〔2483〕2010/02/01
2010年2月1日(月)雨
今日もシトシト雨模様。ここはいつもの物部川。
国道55号線、通称南国バイパスの、物部川に架かる橋のちょっと南の堤防上。対岸に上岡八幡宮の森が、彼方に雨に煙る三宝山が見えよります。
こっからですと、上岡の八幡様を丁度真横から眺めるような感じになります。右端に杉の木が見えますが、あそこが参道入り口。上岡の集落の道路からは2mくらい上がっちょります。そして拝殿、社殿は、国土交通省の四角い看板の上あたりでしょうか。いかがです?前方後円墳に見えませんか?
う~ん、ちょっと前方部が長すぎますか。
まあ、前方後円墳ではないにしても、古墳はありそうな雰囲気マンマンですよね、いっつも言いますけんど。
こないだ、弊社関連の酪農組合の新年会がありまして、日章の酪農さんも来ちょりました。今の高知空港の場所に海軍の飛行場ができる際、立ち退きになったりした経験を持つ酪農さんで、この界隈にはこぢゃんと詳しいおんちゃん。
そのお話では、この辺りに、渡しがあったそうです。物部川西岸にも、上岡八幡宮の氏子さんのエリアがかなり広うにある訳ですが、その皆さんは、八幡様へは舟で渡って行きよったそうです。そりゃあそうですな。南国バイパスの橋ができたがはひまわり太郎が子供の時分で、それより以前には、とっと上流へ行かんと橋も無かった訳です。で、主たる渡河手段は渡し船ということになるがですな。自動車が人間の交通手段になる以前、そりゃあ橋があったら便利やったでしょうけんど、無うたちひとっちゃあ困らざったことでしょう。舟はヒトも荷もいっぱいはこべますきんねえ。
物部川は、普段はおとなしい川で、舟やったらしゅっと渡れます。
お正月とかは、上岡八幡宮へお参りする皆さんで、ここにあった渡しもこぢゃんと賑やかやったと想像されますな。何やら楽しそうです。