住吉明神さん、船岡山、伊達野、熊野の匂い〔2282〕2009/07/15
2009年7月15日(水)晴れ!
今日もよう晴れちょります。夜のうちに雨が降っちゅうようで、ギラギラ朝日が地面の水分を蒸発させよりました。
ここは昨日ご紹介した船岡山、住吉明神さんの南。田んぼの中の道路から、住吉明神さんを眺めてみました。中央右に、昨日ご紹介した拝殿が見え、その背後に大きな構築物が見えますね。あの構築物の中に、古い本殿のお社が鎮座しちゅうがです。グーグルの地図の航空写真でみると、この船岡山の、外周だけ木々を残して中を掘り返した姿を見ることができます。で、現在見れる航空写真には、この新しい拝殿や本殿を被う構築物は見えませんきに、最近できたばっかしながでしょうね。
住吉と言えば住吉大社を思い浮かべます。住吉神の子に、船を導く神様、船玉神があって、住吉大社の境内社になっちょります。そう。ここ南国市の住吉明神さんは船岡山にありますきに、その山の名前の由来と住吉さんは関係がありそうですな。更に、船玉神は、紀州の紀氏の氏神さま。正確に言えば、船玉神は、紀氏の氏神さまである志麻神、静火神、伊達神の本社である、ということらしいです。これが紀伊三所神。このなかに伊達(いだて)神という名前がありますね。
この、写真を撮った場所からちくと西へ行くと伊達野という地区があります。いたちのと読みます。う~ん、関係ありそうですな。
紀州と言えば熊野。で、こっから東にこないだご紹介した熊野神社も鎮座しちょります。そっから東へ行くと、こないだうちご紹介した王子権現さんがあり、これも熊野から勧請した神社。
この界隈、かなり熊野の色彩が濃いようですな、どうやら。