地域に愛される神社〔2197〕2009/04/21
2009年4月21日(火)雨
今朝は南国工場。で、ここはいつもの上岡八幡宮。雨の神社は雰囲気があって好き、という話は以前にもしましたね。
やさしい小雨の降る中、こうやって拝殿を見上げてみますれば、この神社が地元の皆さんに大切にされてきたことがよくわかります。
こないだうち、本殿の改修工事がおこなわれよりましたが、それに合わせてこの拝殿の懸魚もシンキになっちょります。そして、この石段には手摺が取り付けられちゃありますね。便利になりました。
この石段、直方体の石を組んでつくったもので、石のひとつひとつは結構でこぼこしちょりますし、ご寄進の名前が刻まれちょったりしますきに、氏子の皆さんが、ひとつひとつ寄進されて積み上げられたものやということがわかります。
その両サイドの石垣、この石垣に使われちゅう石は、全部丸っこい石ばかり。これは、川の石ですよね。横を流れる物部川の石を使うちゅうがでしょうか。これも、氏子の皆さんが集めてきた雰囲気がマンマンです。
この上岡の森は、たぶん古墳時代以前からこの界隈の重要な信仰を集めちょった山やと想像します。そして今も尚、地元の皆さんに大切にされ、信仰を集めちゅう姿を見ると、ニッポンの良さを実感できます。
この、手作り感満載の鎮守の神様を見ると、立派な社殿の大きな宗教施設とかよりも、ずっとずっと大切なふるさとや自然を愛する心が満ちあふれちょって嬉しゅうなります。
雨の神社に来ると、どういう訳かこんなことを考えてしますのであります。