土佐橋のあった風景〔2186〕2009/04/10
2009年4月10日(土)晴れ!
6年前と景色が変わったシリーズ第2弾はここ。
はりまや橋からちくと東へ歩くと、この新しいバスターミナルがあります。十数億円をかけてつくられた、バスの有料駐車場と高速バス降り場。ほとんど駐車しちゅうバスを見かけることもないので、バス降り場としてしか活用されやあせん場所。
昔、かるぽーととはりまや橋界隈をつなぐ遊歩道が2階にある、バスターミナル兼遊歩道兼観光結節点として整備されるべく、国から予算を取って計画されたと聞いちょります。
地元負担も重いので、途中で計画が縮小、こんな中途半端なもんが仕上がってしもうたのでありました。完全に中止にしたら、国に補助金を返納せんといかんとかで、中止にする訳にもいかんかったらしいです。う~~~ん。
2003年7月7日のにっこりを、バックナンバーからご覧下さい。ここは土佐橋という橋で、当時は欄干も残っちょりました。はりまや橋の下が川やった昭和40年代まで、ここにも川が流れ、その面影を残す細長い公園がこのターミナルの建物の部分にありました。
昨日、新堀川に道路をつくって暗渠にしゆう、という景色をご紹介しました。そしてこの壮大なるバス降り場。バスに乗ることには決して使われないバスターミナル。
昨日、江ノ口川浄化のきっかけになる、ある事件の中心人物やったYさんの息子さんが、興味深いことをおっしゃっておられました。「お金を稼ぐのには智恵が必要。お金を使うのにはセンスが必要。」なかなか深い言葉ですね、こりゃ。さすがです。
ここにはもう一度川を流し、土佐橋を復活させ、はりまや橋も下を川が流れる橋に戻して、屋形船でおきゃくをできるようにするという土木工事、公共工事はどうでしょうか。センスのあるお金の使い方やといっつも思うがですけんど。