大地震の記憶、記録〔2103〕2009/01/17
2009年1月17日(土)晴れ!
今日は1月17日。14年前の今日、阪神淡路大震災が発生しました。あの時は高知もちょっと揺れまして、目が覚めました。よくあるくらいの大きさの揺れやったがですが、妙に胸騒ぎがして、テレビをつけたがを覚えちょります。が、発生直後はホントに情報が全然入って来ず、どんな酷いことになっちゅうかも全然判らん状態で、テレビでは平和な番組をやりよりました。
会社に着いてテレビをつけたら、高速道路が横倒しになっちょったりビルが倒壊しちょったり大規模火災が発生しちょったりで、ものすごいショックを受けました。あれから14年経つがですね。あの記憶を風化させず、語り継ぎ、記録として残していかんといかんですね。
ここは今朝の上岡八幡宮。南国工場近く、物部川東岸の古いお宮さん。以前にもご紹介しましたが、ここには貴重な記録が残されちょります。写真中央の、先のとんがった碑。これには、安政の大地震で、津波がここまでのぼってきた、ということが刻まれちょります。「嘉永七年寅十一月五日大地震、地所によりしづみ、浦々人家流失、人いたみ夥敷、上丘西川原まで浪来る事を記」とありまして、その被災状況を伝えちょります。このような先達の記録が、後世残された我々にこぢゃんと大切な情報となる訳で、大災害を伝えていくことの重要さを教えてくれます。
碑の横には大きな栴檀が、その向こうに巨大なクロガネモチの木が、そして安政の地震の前に建てられて今も残る鳥居が、オレンジ色の朝日に輝きよります。あの存在感抜群の枝振りがすごいクロガネモチの巨木は、樹齢はどれくらいながでしょうか。あの大きさからしますれば、たぶん、安政の大地震も、この場所で体験しちゅうがやないでしょうか。