夜の山の歩き方〔2078〕2008/12/23
2008年12月23日(火)晴れちょります
今日は天皇誕生日。だいぶ元気になったようで、一般参賀にも姿を見せられました。良かったですね。天皇陛下、確か、ひまわり太郎の母親と同い年ですきに、今日の誕生日で75歳のはず。と、いうことは今日から後期高齢者。この名称を考えた役人さんも、天皇陛下に「あなたは今日から後期高齢者です」と言うてみてはどうでしょうか。保険料は年金から天引きされるがでしょうかね。そんなこたあないか。
今日は、夕方、走りに出ちょりました。4時くらいから本社を出て、天神大橋を渡って筆山を駆け上がります。
で、高見山方面の山道を走り、土佐塾高校のある所まで一気に山道を駆け抜けました。写真はその途中。暮れなずむ、という風情の山道は美しくもちくと寂しゅうございました。今の季節、一気に真っ暗うになりますきに、山道で暮れてくるとドキドキします。
弊社社員のS課長は、大豊町岩原という地区の出身。四国山脈のど真ん中の、こぢゃんと山、山、山、という地区。昔、平将門と同時に瀬戸内海で挙兵した藤原純友さん関連の落人が、追っ手を逃れて住み着いた、という伝説がありますきに、古い、そして人里離れた地区な訳です。こないだ忘年会をしもって聞きましたが、子供の頃、日が暮れて真っ暗になった山道を、灯りもなくどうやって家へ帰りよったか。山は真っ暗で、足下は全然見えんそうです。どこを見ながら歩くかというと、上。道の部分だけ、木と木の間があいちょって、空が見えるがやそうです。ですきに、足下を見んづくとに、上の、空が見える所を歩きよったら家まで帰れたそうです。山の暮らしと智恵はすごいもんですな。
こんな、街にちっかい山道でも日が暮れてきたらちくと怖いですが、山の皆さんは子供の頃からそんな尊敬すべき営みをしよった訳です。