松山、伊丹十三記念館は素敵でした〔1688〕2007/11/29
2007年11月29日(木)松山は曇りぞなもし
今日は松山。お昼前、珍しいことに自分の車でやって来ました。時間がなかったきですね。高速道路を通って来れば高知から2時間です。近うなったもんですな。
車で来ると、自由に色んな所へ行けますきに、本日はかなり機動的に動けました。で、時間の合間を見て、いっぺん入ってみたかった、この施設に行ってみました。そう。「伊丹十三記念館」でございます。あの、多才な異能人、伊丹十三さんが亡くなってから早くも10年だそうです。で、本年、松山市に開館したのが「伊丹十三記念館」なのであります。
この展示を見るとよく解るのでありますが、幼少の頃から絵や文章に異才を発揮し、そのマルチ振りはものすごいですね。伊丹さんを、色んな側面から紹介しちゅう記念館ですが、コーナーは「池内岳彦」(これは本名で、子供の頃の作品などを紹介)「写真愛好家」「商業デザイナー」「俳優」「エッセイスト」「イラストレーター」「料理通」「乗り物マニア」「テレビマン」「猫好き」「精神分析啓蒙家」「CM作家」「映画監督」の13のカテゴリーに整理されちょりました。もちろん十三さんのお名前にちなんじょります。
どの分野でも素晴らしいこだわりと高い芸術性を見せちゅうがが、とにかくビックリします。たぶん、凄まじい好奇心の塊やたがでしょうな。ひまわり太郎も完全脱帽。
この記念館はですね、伊丹十三さんとこぢゃんと親しかった、ここ松山の老舗お菓子本舗の社長さんが私費を投じてつくったものらしいです。それもまたすごいお話。そのお菓子本舗は、写真右手の記念館と左手の車の展示館との間に看板が見えちょります。タルトで有名なお菓子屋さんですね。左手の車は、車マニアの伊丹さんが最終的にいきついた英国車のベントレー。お洒落ですな、まこと。平日の昼間ではありましたが、結構次から次へと来館者が訪れ、ちくとびっくりしました。素敵な記念館です。