伊尾木洞のオブジェは自然に融け込んじょります〔1670〕2007/11/11
2007年11月11日(日)晴れちょります
今日は高知。米子から、「やくも」と「南風」という振り子列車に揺られて帰って参りました。やくもは電車で南風は汽車。ですが、両方とも険しい山を縫うように走る特急ですきに、カーブでは振り子のように自動的に車体を傾ける機能のついた振り子列車。これでカーブが続いたちそこそこのスピードが出せるがやそうです。
が、この揺れ方は、乗り物酔いするヒトも居るみたいですね。たしかに不思議な揺れ方をします。
さて、今日はちくと用事がございまして、高知県東部の田野町へ行っちょりました。その道すがら、またまた、ここ伊尾木洞に立ち寄って来たのであります。ここからしゅとのクに美味しいうどん屋さんがありまして、そこへ昼食を食べにいくついでに伊尾木洞も探検。
何度かこのにっこりでもお話しましたですけんど、国道からちょっと入ったところにある短い洞窟は、異次元空間とつながる不思議なトンネル。そこを抜けると、異国のような、幻想的な空間が現れます。ここのシダの群生は天然記念物とのことで、不思議な壁面にビッシリと緑のカーテンをおろしてくれちょります。
この、表現し難い伊尾木洞異次元空間に、さらにさらに不思議な雰囲気を醸し出してくれちゅうのが、点在するオブジェ。彫像ながか塑像ながか知らんですけんど、大自然の中にとけ込んで、ご覧のように存在しちゅうオブジェ。女性の裸像が多いですね。国道から洞窟入り口までの道沿いには、抽象的な彫像が点在しちょります。千と千尋の神隠しの異次元空間への入り口のような、ちょっと不思議なエントランス。そして、洞窟をくぐると、このような本格的な像が岩やシダや木々に囲まれて置かれちゅうがです。どなたが置いたがでしょうか。このセンスの素晴らしさには、ちくとひまわり太郎も感心してしまいます。
高知在住の方で、まだ、ここへ行ったことの無い皆さん、ぜひ、伊尾木洞でミニ異次元旅行を楽しんでみることをお奨めします。