月の瀬橋、夜明け前〔155〕2003/09/18
2003年9月18日(木)またまた快晴
今朝は鏡川中流域に架かる「月の瀬橋」から、夜明け前の下流方面を撮影してみました。左手が以前にも由来を書きました「築屋敷(つきやしき)」、右手を少し南へ行ったところが「河ノ瀬(ごうのせ)」という地区です。その「築(つき)」と「ノ瀬」を合体させて「築ノ瀬(つきのせ)」、この橋から見た月がとても美しいところから、字を変えて「月の瀬橋」という名前にしたそうですね。なかなか凝っちょりますらあ。
この左手築屋敷界隈に幕末頃「日根野道場」という武術の道場がありました。ご存じ坂本龍馬が習いにいった道場です。龍馬の家はここより少し下の北側にありましたので、写真に映っている川は、子供の頃の龍馬が泳ぎまわったと言われちょります。今でもとてもきれいな水が流れてまして、夏場なんぞに走っておりますと思わず飛び込みたくなりますね。
この橋のすぐ近くに住んでいたのが画家の河田小龍(かわだしょうりょう)で、ジョン万次郎に直接聞いた海外事情を龍馬に語って聞かせ、それが後の龍馬の思想に結びつきました。