新堀川の夏至、キャンドルナイト〔1528〕2007/06/22
2007年6月22日(金)曇っちょりますが雨も降りそう
今日は夏至。一年で一番お昼の長い日。本日、市内新堀川で、ご覧のような美しい景色がご覧いただけます。これは100万人のキャンドルナイトin新堀川というイベント。地球温暖化防止のために、世界中に呼びかけられてそれぞれの地区でそれぞれの取り組みで開催されゆうイベント。夏至の日と冬至の日は電気を消して、キャンドルの灯りで楽しみましょうということですね。この新堀川で開催されるのは昨年の夏至、冬至に続いての3回目やそうです。
向こうに見えゆう橋は大正橋、対岸にパラソルを立ててオープンカフみたいにしちゅうのが見えます。新堀川は、今、この川の上に新しい大きな道路が建設される計画になっちょりまして、地元ではかなり反対運動が巻き起こっちゅうがです。この新堀川、アカメを始めとするたくさんの希少生物が生息しちゅうという貴重な川で、もし道路ができて暗渠になったら、その自然環境が破壊されてしまう、という危惧がなされゆうがです。
また、ここは日本のルソーと言われた中江兆民さんとか、たくさんの偉人にゆかりのある、歴史的な場所がたくさんあります。そんなこんなで、最近、こぢゃんと注目を集め始めた新堀川。なかなか風情がありまして、川縁を散歩しよっても心地良いですな。
昔、ひまわり太郎が子供の頃はこぢゃんと汚い川でした。旭の製紙会社の工場廃水の影響で、江の口川は西日本一汚い川と言われ、その江の口川とつながっちゅう新堀川も真っ黒でポコポコガスが出て来る川でした。その製紙会社の排水溝に生コンを流し込んで、川の浄化を訴えたグループがありました。そんな運動の成果もあり、製紙会社は閉鎖、数十年たって、やっと川はキレイになってきました。
今、新堀川の上を道路で塞がないように運動しゆうのは、その生コン事件の流れを汲む伝統あるグループの皆さん。歴史は廻る、てな感じですね。