物部川、鮎解禁と天竜川の友情〔1490〕2007/05/15
2007年5月15日(火)晴れ!
今日は南国工場に来ちょります。工場の東側は物部川の土手で、土手を越えた所にご覧のような光景が広がっちょりました。
今日は鮎釣りの解禁日。県内では、ここ物部川と須崎の新荘川、そして四万十川上流域が本日鮎解禁となるのであります。その他は6月1日解禁という川が多いみたいですね。
物部川は、数年前、独特の方法を採用して鮎を増やすことに成功した川。ですが、何度かにっこりでもご紹介したように、この何年か続いた上流域での大雨の影響で杉田(すいた)ダムの底に大量の土砂が堆積、ちょっとした雨で濁ったりする非常に不安定な川になってしまいました。人間の開発による犠牲と言えますな。
で、鮎の漁もこちゃんと不調になってしもうちょりました。
そこへ今年、何とですね、天竜川漁協さんが14,000匹もの鮎を持ってきて放流してくれたがです。ありがたいですね。本当に嬉しいことです。「天然鮎の復活」を目指して、物部川漁協と一緒に「天然鮎保全ネットワーク」を立ち上げた仲間、天竜川漁協さんは、先に述べた物部川方式を取り入れて恩恵に預かった、その恩返しをせんといかん、ということで、この4月4日と9日に「友情の放流」をしてくれたということです。
今年は雨量が少なく、川の水量も少ないので、物部川漁協によりますと本日の釣果はあんまし期待できん、とのこと。が、天竜川産の鮎は予想以上に育っちゅうそうです。
南国工場裏の川では、たくさんのファンが、解禁を心待ちにしちょったファンが、ご覧のように釣り糸を垂れちょります。楽しそうですね。
それにしても、長期化する物部川濁水、なんとかせんといかんですね。今までの努力のお蔭で友情が生まれ、今年はなんとかうまいこといきそうですが、これからのことはキチンとしていかんといかんですな。