本宮神社の杉と桜〔1278〕2006/10/15
2006年10月15日(日)今日も快晴!
素晴らしい秋の朝。今朝は、旭町杓田(ひしゃくだ)にある「本宮神社(ほんぐうじんじゃ)」に来ちょります。鏡川橋をちょっと北へ行った右手にございます古い神社。ここに本宮神社があるので、この界隈を本宮町と言います。
本宮神社は、ご存知の様に熊野系の神社ですね。熊野にございます本宮大社は熊野三山のひとつで、古い古い由緒ありまくりの神社。昔、神武天皇が九州から東征に赴く際、大和を攻めるのに苦戦、一旦東へ向かい、熊野から大和を攻略して政権を握ることに成功しました。その時、熊野の山奥で道に迷うた際に現れて先導してくれた大鳥がおりました。
八咫烏(やたがらす)ですな。熊野の本宮大社では、八咫烏が神の使いとして、そして交通の守護神として篤く信仰されちょりますが、ここ高知の本宮神社にも八咫烏が篤く祀られちょります。いたるところに八咫烏のマークがございますし、古い古い八咫烏の絵馬もあるそうです。
さて、写真に写っちゅうのはその本宮神社の本殿の屋根ですが、その向こうに大きな木が見えます。友人に教えてもろうたがですが、ちょっと珍しい、本殿脇の大きな大きな杉の木です。杉の木に見えませんか?
ちょっと判りにくいですね。それはですね、杉の木の上の方から桜の木がニョキニョキっと生えちゅうきです。意味がお判りいただけますでしょうか?
杉の木から桜が生えちゅうという珍しい状態らしいです。生い茂っちゅうので、下から見てもようわかりませんが、その友人のおんちゃん曰く、そういうことらしいです。そして現在、朝日を浴びてちっくとオレンジがかっちゅう桜の葉っぱは紅葉中。杉の木の上の桜の紅葉という、なかなか複雑で珍しい光景の本宮神社をご紹介しました。