鏡川、天神大橋北詰のクスノキの実〔1266〕2006/10/03
2006年10月3日(火)曇りのち晴れ
ここは天神大橋北詰。橋の袂に植えられちゅうクスノキが、実をつけ始めました。もうちっくとしよりましたら黒く熟してくるクスノキの実。よく、鳥がタカって食べに来る実ですね。この界隈にクスノキは多いですが、鳥がタカるクスノキとあんましタカらんクスノキがあるような気がします、気のせいでしょうか。
天神大橋の南詰には「天神のクスノキ」と名付けられちゅう大きな大きなクスノキが屹立しちょります。樹齢数百年、張り出した樹冠は、東西13m、南北18mで、なかなか立派なもんです。
天神橋は、1622年に架けられた城下界隈で唯一の鏡川に架かる橋でした。その大クスノキは、その頃から存在しちょったがかも知れんですな。
この写真のクスノキはずっとずっと小ぶりの、街路なんぞでよく見かけるサイズのクスノキ。春には、白に少し黄味がかった小さな花を咲かせます。右上に天神大橋の赤い欄干が写っちょりますね。橋の下には舟が見えます。橋の下にずうっと係留されちゅう舟。普通のボートよりは大きく、長さ7mくらいはあるでしょうか。この近くにあった料亭が使いよった舟で、お客様を乗せて鏡川から浦戸湾をクルージングしたりしよったです。今は使われることも無く、いっつもこの橋の下に繋がれちょります。この20m程東の川の中にはUFO船も係留されちゅうですね。UFOのような丸い形をした船で、嘗て、この船で宴会をしながら浦戸湾をクルージングする、てなことをやりよりました。今は使われることもなく、鏡川天神橋界隈のオブジェとしていつもの景色の中に収まっちょります。