鏡川の白花栴檀、石立、長宗我部元親さん〔1130〕2006/05/20
2006年5月20日(土)だんだんと晴れてきよります
それにしても昨日はよう降りました。こぢゃんと降りました。今朝はお日様が顔を出し始めちょりまして、暑うなりそうな予感がします。鏡川も増水して、少し濁った水が勢いよく流れよります。
ここは、鏡川、月の瀬橋と新月橋の間の南岸、土手の上の道です。向こうに見えるのが新月橋。で、手前の木が、昨年2005年5月17日にもご紹介した「白花栴檀」。今年も白く可憐な花を咲かせてくれました。本年5月12日に、天神大橋の袂に咲く普通の栴檀をご紹介しましたが、普通のやつは薄紫の花が咲きます。ここの「白花栴檀」は、その名の通り白い花。
現いの町の神谷(こうのたに)小学校から接ぎ木してきたものということは、何度もご紹介しました。市内で、この白花栴檀が見れるがは、ひまわり太郎はここしか知りません。
この界隈は石立(いしたて)。この道をまっすぐ行って、新月橋の手前を左に入ると「石立八幡宮」が鎮座ましましちょります。長宗我部元親さんが再建、尊崇したと伝えられる、由緒ある神社。何故かと申しますと、元親さんが、本拠地を岡豊(おこう)から大高坂山(現在の高知城の山)に遷したことに由来します。お城をこさえようとした大高坂山から、この石立の方角が裏鬼門になっちゅうので、居城鎮護の神様として崇敬したという訳ですな。
このにっこりを書きよってつくづく思うのでありますが、高知県内、いたるところに、長宗我部元親さんが再建したり再興したりしたと伝えられる神社仏閣がありますね。その数は群を抜いちょります。戦国武将ということで、ドライなイメージがありますが、非常に宗教心の篤い優れた武将やったことがわかります。