潮江の八重桜、色んな桜〔1094〕2006/04/14
2006年4月14日(金)曇り
ここはいつもの鏡川、潮江橋と雑喉場橋の間の南岸。ここに今、色んな種類の八重桜が咲きまくりよります。この南岸界隈、迂闊にもキチンと認識しちょらんかったんですが、色んな種類の桜が植わっちゅうがです。
ソメイヨシノはもちろん、今年3月2日のにっこりでもご紹介した緋寒桜、そして色んな種類の八重桜でございます。代表的な八重桜は、この写真のよりもっとピンクの濃い、花びらがもっとワシャワシャっとなったやつで、今の時期、この南岸にたくさん咲き誇りゆうがですが、その八重桜に挟まれて、数本のこの桜が植わっちょります。淡いピンクがきれいですな。
しかしまあ、どなたの発案か知らんですが、なかなか気の利いたことをしてくれちょります。一番早い緋寒桜からご覧の八重桜まで、かなり長い期間桜を楽しむことができる鏡川下流域の南岸でした。
南岸は、大正末期高知市に併合されるまでは「潮江村」でした。明治期、前方に見える橋の前身の潮江橋が架橋される明治36年までは、高知のお街へ行くには、個人の経営する有料橋「天神橋」を渡るか、渡し船に乗るか、はたまた泳いで渡るしたありませんでした。従いまして、賑やかな北岸とは一線を画したのどかな農村風景が広がる潮江村やったみたいです。が、しかし、明治36年、当時の潮江村長さんなどの尽力で潮江橋が完成し、南に桟橋が出来てからの発展は目覚ましく、アッと言う間に市街地を形成していったのが潮江地区だそうです。勉強になりました。