桜咲く築屋敷、築屋敷八景〔1084〕2006/04/04
2006年4月4日(火)ちっくと曇っちょります
今日はちくと曇り気味。今晩にかけて雨が降りそうです。高知の桜もこれでだいぶ散ってしまうかも知れんですね。
高知市内のお花見のメッカと言えば高知城三ノ丸ですが、現在石垣修築工事中につき利用できません。で、今人気なのが昨日ご紹介した堀川沿いの桜。昨夜も大勢の花見客で賑わいよりました。そこと並び称されるのがここ、築屋敷(つきやしき)の桜。川沿いの小さな道路に多いかぶさるように咲く桜は、まさにトンネルのよう。ここの桜も結構遅いので、まだ満開をちょっと過ぎたくらいで、これから桜吹雪が舞い散るのであります。これもお見事。
は、この桜並木の南側に堤防が築かれちょって、土手の上に立ち上がらんと鏡川の景色は望めません。昔はその堤防もなかったので、ここからの景色は、それはそれは見事なものやったそうです。藩政期中頃に書かれた「高知城下町風土記」には、「築屋敷八景」としてその景観を紹介しちょります。名前だけは以前にも紹介しましたね。
八幡古祠ー石立八幡宮ですね。2004.11.22、2005.1.9、2005.4.4参照ください
石立暮秋ー石立界隈の光景。今は住宅や道路で景観が変わりましたね
観音示迹ー新月橋北詰東にある加納院團子堂ですね。2005.9.26など参照
鷲尾尖山ーご存知鷲尾山。高知市の南部、鷲尾連山の中心をなす山
吉野山桜ーその鷲尾山の麓、吉野の里の桜ですな
恋山翠松ーいつもいつもご紹介する筆山の松
称名仏閣ー金子橋の西方、馬場辰猪、馬場孤蝶さん生家前の名刹称名寺。2003.12.5参照
鏡川清流ー読んで字のごとし。鏡川の美しい流れ
いつもにっこりでご紹介する景色が、築屋敷八景として紹介されちゅうがですね。