高知駅、南風、蒸気機関車、ヂーゼル列車〔1066〕2006/03/17
2006年3 月17日(金)晴れ!
今日は出張で高松。今、土讃線の汽車の中でこのにっこりを書きゆうところです。先日まで寒さが戻っちょった高知市内ですが、今朝の最低気温は7.2℃。予想最高気温は20℃まで上がるとのことで、いよいよ春本番ですな。
写真は朝の高知駅。1番線に停車中の汽車が特急「南風」。その左が駅舎で、2番線、3番線のホームの向こう側で、新しい駅舎の工事が進みよります。駅の北側のゴチャゴチャした地域は整理され、今は工事中の広々とした場所になっちょります。
ひまわり太郎がまだ小さい子供の頃、ニッポン全国ではまだ蒸気機関車が走りよりました。
遥かな記憶によりますれば、ここ高知駅に入って来る、煙を吹き上げる蒸気機関車が走りよりました。新駅舎の向こうの方にターンテーブルがありまして、そこで機関車の向きをひっくり返しよったですね。
土讃線は今でも電化されちょりませんので、高知のヒトはJRを「汽車」と言います。ヂーゼルの汽車やきです。今の車両は、各車両にエンジンのついた、停車中もグー、ゴワゴワっと音がするやつですが、昔は、先頭をヂーゼルの機関車が引っぱり、焦げ茶色をした客車が何両もつながっちょったがが一般的でした。座席は向かい合わせの4人席で、新しいのは背中の板にクッションが貼付いちょりましたが、古いのは板のまんまやったので、長時間乗ると背中がちくと痛うなりました。
エンジンがついてないただの箱の車両なので、駅に停車するとシーーンっとします。山中の駅なんかですと、静かで風情がありました。最後尾の、後ろの連結器の部分の扉はいつも開きっぱなしで、そこから、風を感じながら汽車の後ろの風景、過ぎ去って行く線路を眺めるのが大好きやった、ちくとロマンチックなひまわり太郎くんでした。