紅葉橋、雁切橋、鏡川〔957〕2005/11/28
2005年11月28日(月)快晴ですね!
今朝も快晴。冬が近づくにつれて空気が透き通り、引き締まってくるのがよくわかる鏡川の土手。東の空が徐々に明るく色づく時間帯は、それはそれはえも言われぬ美しさ。冬が近づき空気が澄んで来るにしたがって、景色が段々とハイビジョンになってくるのであります。
写真は、今朝6時の紅葉橋。6時は、まだ真っ暗い高知市内です。ここ紅葉橋で折り返して、新月橋を抜けるあたりから徐々に東の空がピンク色に明るんできます。
ここ紅葉橋は、その昔は雁切橋(がんきりばし)と呼ばれよりました。今でもそう呼ぶ方もいらっしゃいますね。
鏡川は、下流域が潮江川、この界隈が雁切川と呼ばれよったそうです。雁切川と呼ばれた所以は、この辺りの河原が藩政期の処刑場やったからでしょうか。そんな名前が付いた橋ではあんまりなんで、紅葉橋という美しい名前が付けられたがやそうです。
浦戸湾で、若松町から五台山へ渡る橋が「青柳橋」。この名称は、橋の袂に美しい青柳があったから。そこで、ここ雁切橋も、その袂に美しい紅葉がありましたので、青柳橋に対抗して「紅葉橋」にしたという説があります。今は、紅葉の木は見当たりません。橋の欄干に、ご覧の様に紅葉の絵が書かれちゅうだけです。
しかし、この橋の上から眺めた筆山方面の景色は、紅葉がなくても十分に美しく感動的でありますな。