安全地帯〔7538〕2023/12/05
2023年12月5日(火)曇り
安全地帯。ネットで検索すると、玉置浩二の「安全地帯」に関連するものばかりが表示されるね。もちろん僕は玉置浩二の「安全地帯」は好きで、以前はカラオケで歌ったりしてました。「田園」とか「熱視線」とか。「ワインレッドの心」が大学生の頃なので、古いねー。それはともかく今日の「安全地帯」は、路面電車の「安全地帯」。普段はあまり気にしたことないけど、改めて電停を眺めてみると、大きな文字で「安全地帯」と書かれてます。「安全」な「地帯」って、なんか、いいね。
ウィキで「安全地帯(交通)」を見てみたら、道路交通法での定義が書かれてました。
「路面電車に乗降する者若しくは横断している歩行者の安全を図るため道路に設けられた島状の施設又は道路標識及び道路表示により安全地帯であることが示されている道路の部分をいう。」
なるほど。日本の場合、路面電車は道路の中央を走っていることが多く、そこには通常構築物によるプラットフォームが設置されてて、それが「安全地帯」。
電停でも、道路が狭かったりして構築物のプラットフォームが設置できない場合に、道路表示(安全地帯となる道路の部分を白線さらに黄色い太線で囲んで示す)で示される、とも書いてます。
そう言えば、とさでん交通の路面電車でも、道路にそのまま乗降する停留所があったね。車内放送では「ノーガード電停」と呼んでいるやつ。あれは「安全地帯」なのか?
そこで、ストリートビューで見てみました。ここは北浦のノーガード電停。白線で囲まれてはおるが、果たして「安全地帯」なのか。そこでウィキをもう少し読み進めると、道路交通法第17条第6項に「安全地帯には、車両は進入してはならない。」とある。
この北浦電停、車が進入できんとしたらとんでもないことになってしまう。だから、これは「安全地帯」ではない。ただの「ノーガード電停」だ。どうでもいいですか?
路面電車に縁がないところにお住みの皆さんにとっては、「安全地帯」と言えば、やはり玉置浩二の「安全地帯」なんでありましょう。
写真は雨のはりまや橋電停。「安全地帯」の文字の下に、青地にVの、「安全地帯」の道路標識。なんで「安全地帯」の道路標識がこのデザインになったのかは、わからない。しかし、玉置浩二の「安全地帯」のバンド名は、中学時代にバンドを立ち上げた時、道路標識のマークがVictoryの頭文字Vに似てたのでつけられた、という話。それは北海道の、旭川市立神居中学校。1973年のこと。
調べてみると、旭川市の路面電車は、1973年1月1日に、廃止になっているではないか。つまり、バンド「安全地帯」が結成された時には、既に旭川には「安全地帯」は無かったのかも知れない。まだ廃止になったばかりで、「安全地帯」の道路標識は残っていたのかも知れんけど。どちらにしてもギリギリのタイミングだった訳で、もし、その廃止がもう少し早かったら、またはバンドの結成が遅かったら、「安全地帯」という素敵なグループは、全然違う名前になっていたのかも知れない。
などと想像が広がる、「安全地帯」。なんか、いいね。「安全」な「地帯」。