19年前と100年前〔6942〕2022/04/18
2022年4月18日(月)晴れ
そんな訳で、20年目が始まりました。今日のにっこりひまわり。
そこで、19年前ってどんなことがあったのか、見てみました。2003年4月。
2003年4月4日、SARSが新感染症に指定されたと書いてます。なるほど。でも7月には終息してるんですね。日本では感染が広がらんかったこともあり、新感染症の恐ろしさというのは今ひとつ実感できなかったSARS。19年経った今は、新しい感染症の恐ろしさは痛いほどわかってます。
2003年4月14日、国際ヒトゲノム計画によってヒトゲノムの解読全作業完了。やっと、ヒトゲノムの解読が完了した時代だったのか。それから19年経ち、遺伝子の研究は驚くほどに進みました。でも、それでも新感染症を収束させることができてません。なかなか世の中ってのは、難しい。
4月28日、アメリカでiTunes Music Storeが開始。20万曲が用意され、ダウンロードは1曲1ドル。今はiTunes StoreとApple Musicがあって、定額のApple Musicでは7000万曲以上聞き放題。
それに比べたらたった20万曲やけど、当時としては革命的なできごとやったよね、iTunes。iPodの発売が2001年末で、そしてiTunes。それまで、CDやテープで聴いていた音楽環境を一変させたのがiTunesとiPod。
この年、リトアニアが欧州連合に加盟したり、香港で50万人デモが行われたり、と、今考えるとまだまだ自由な空気が流れていたような気がしますね。
ただ、サダム・フセインが拘束されたのもその年で、地球を見渡せば、紛争や争いごとも多い。
そして2003年11月に起きたのが、グルジアの「バラ革命」。覚えている人も多いと思う、あのシュワルナゼが大統領を解任された事件。シュワルナゼは、ゴルバチョフ書記長時代のソ連の外相。
ソ連崩壊後、故郷グルジアの指導者となっていた訳やけども、民意が離れて「バラ革命」。ロシアと訣別したグルジアはその後、ジョージアと呼ばれるようになったのはご承知の通り。
その、グルジアの「バラ革命」が、翌年のウクライナの「オレンジ革命」へとつながった、とされており、プーチンもその認識だと言います。
19年前というと、かなり昔。でも、今、起きていることの発端や、きっかけが散見されます。それが歴史というもの。19年前を思い起こしてみながら、そう思いました。
写真は今朝、夜明け前の本社前。雲の向こうに満月。そして100年前に弊社を創業した吉澤八洲夫翁の胸像。早朝の工場に、目を光らせてくれてます。
100年経って、こうやって振り返られることも想像してなかったと思うけど、このような先人のお蔭で、僕らは、生きていることに感謝しつつ、月曜日の朝を迎えます。