水丁場の標柱とユッカ蘭〔527〕2004/09/24
2004年9月24日(金)曇り時々晴れ
昨夜は結構激しい雨が降りよったみたいですね。雨音で目が覚めました。今朝はお日様が覗いちょりましたが、雲の多い天気になっちょります。秋雨前線が居座っちゅうがでしょうね。
さて、今朝も築屋敷。鏡川沿いの、月の瀬橋と柳原橋の間の北岸ですね。その土手の上の小道で、一際目立っちょった花をご紹介しましょう。「ユッカ」又は「ユッカ蘭」ですね。竜舌蘭科ユッカ属のアメリカ原産の植物。葉っぱが鋭いので印象的です。ひまわり太郎が通った幼稚園にも生えちょったことを思い出しました。
花は春と秋の2回咲くんだそうです。春にもここはちょくちょく通ったんですが、その頃は花に目が行っちょりませんでしたので気付きませんでした。
別名「厚葉君が代蘭(あつばきみがよらん)」。なかなか豪勢な名前ですな。
この屹立した広い花の横に立つ標柱は、以前にもご紹介した「水丁場」の標柱。江戸時代、鏡川の氾濫に備えた防災組織の、地区割りの境界標識。「従是東六ノ丁場」と刻まれちゅうががわかるでしょうか?この標柱の西面には「従是西四ノ丁場」と刻まれちょります。あれ?
そう。藩政期初期に創られた防災組織も、途中で改編が行われて区割りの変更があり、区画の数が減ってしまいました。名称変更がたくさんあると紛らわしいのでしょうか、五の丁場を削除して、そのまま名称を使いよったみたいです。