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冷たい雨、マイナスイオンの森〔5044〕2017/02/05

冷たい雨、マイナスイオンの森

2017年2月5日(日)雨

雨の日曜日。午前中、南嶺をたつくってきました。雨の南嶺独り占め計画。
そう。こんな冷たい雨の中、南嶺登山にくる人も居ないだろう、今日の南嶺は独り占めだ、という思いで、喜び勇んで走って参りました。

鏡川沿いから潮江天満宮をお参り。そして一気に筆山の車道を駆け上がる。途中、与力町の町内会の奥さんが、合羽を着て、大きな犬の散歩にきてました。雨の中、偉いもんだ。犬も幸せですよね。で、筆山から南嶺のハイキングコースへ。そして、ふうふうぜえぜえ言いながら、高見山頂へ。
ああ。苦し心地良い。冷たい雨も、火照った身体に心地良い。雨の中を走るのは、これだからやめられない。

問題は、下り。高見山頂からライオン岩のところまで下る。全身冷たい雨に濡れてビショビショなので、身体を動かしたいのだが、あまり急ぐと滑って危ない。そのさじ加減が難しいことが、わかりました。
土佐塾高校の脇を抜け、急坂を一気に駆け上がると鷲尾山頂。その急坂の途中。
山頂の方から、長靴を履いて傘を差した普段着のおんちゃんが下ってきたではありませんか。まさかの登山者。いや、登山者と言うよりは、散歩者か。恐るべし、ヂモティ。そんな訳で、独り占めは叶いませんでした。それでも、そのおんちゃん以外は誰にも会わず、静かな、マイナスイオンの森を堪能して参りました。

マイナスイオンの森と言えば、ここ。
鷲尾山頂から神田、吉野の方へと下る道。鷲尾トンネルの北出口の所から、谷沿いに下ると、こんな所にでます。すぐ下には吉野の集落。こんな、集落に近い場所に、こんな美しい場所があることは、あまり知られちょりません。この渓流が吉野川になり、神田川に合流して、鏡川に流れ込む。ここは、どんなときでも枯れることなく、豊かな水が流れています。マイナスイオンの森。

森なんですが、よく樹勢を見てみると、そんなに巨木はない。南嶺全体に言えること。そんなに巨木は、ない。
つまり。この樹々は、割合新しく育ってきたもの。たぶん、以前は、里山として、燃料や草肥の供給源として利用されていたのでしょう。外観、今の高見山みたいな感じの山が多かったと思います。このマイナスイオンの森も、かつては明るい開けた谷間であったのかも、知れません。

昭和20年6月22日。
広島の呉を空襲し、サイパンへ帰還する途中の米軍機B-29が、この谷のすぐ下に墜落しました。対空砲火でエンジンに被弾していたものと思われる。
そのとき、この山にヤマモモを採りに入っていた地元中学生5名が墜落に巻き込まれ、うち2名が、B-29のガソリンを浴びて焼死した、という傷ましい事故がありました。
B-29の乗員4名がパラシュートで脱出し、3名が捕虜。そのうち一人は重傷でしたが、敵兵ということで十分な治療がなされずに亡くなった、ということになってます。
そのことが戦後問題視され、憲兵隊長など3名が戦犯として5年の懲役刑を課された、という悲しいこともありました。

この美しくも静かなマイナスイオンの森にも、かつて、いろんなことがありました。


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