竜巻と秋空〔4922〕2016/10/06
2016年10月6日(木)やっと秋晴れ
台風18号は、温帯低気圧に。韓国とかでは、かなりの被害がでているようです。そして、高知では竜巻の被害。被害に遭われた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
昨日、用事があって、東京から自宅へ電話しておりました。すると、電話口の向こうから「すごい風が吹き始めた」との声。まあ、台風が日本海を通過しゆうき、少しは風も吹くか、てな感じでいなしておりましたら、あれが竜巻の予兆だったんだ。
今朝の新聞を見てみると、まず竜巻のような暴風が発生したのが、僕の自宅の辺り。鏡川の水が巻き上げられていた、という証言もありました。
で、そこから海老ノ丸、卸団地を抜けて布師田方面へと、竜巻は進んでいます。
あの電話口の向こうは、まさしく、竜巻が発生しようとしている瞬間であったのでありました。
そんなことを知らない私は、東京でのんびりと仕事しておりました。羽田へ向かう電車の中でFBを開くと、竜巻に関する投稿が溢れていてビックリ。全然知りませんでした。
まあ、人的被害は比較的軽微であったようで、運が良かったようです。吹き飛んだ屋根や看板などの直撃を受けていたら、とんでもないことになってました。しかし、建物などの被害は深刻。大自然の威力というのは凄まじい。
南国市にある弊社は大丈夫かな?と心配しておりましたが、今朝はいつものような平穏な朝。積み上げられた空箱なども、いつもの通り。取り敢えず良かったです。
写真は、そんな平穏な会社の風景。
やっと。本当に、やっと、という感じの秋空が広がりました。本当に、やっと。
竜巻で思い出すのは、一昨年、2013年12月10日、早朝。いつもの野市、上岡八幡宮さんへ向かっておりましたら、上岡の集落に電気会社の車がたくさん。
どうしたものか、と、周囲を見てみたら、瓦が吹き飛んだ屋根、倒壊している小屋、ねじ曲がった信号機、傾いたカーブミラーなどなど。いや、驚きました。
見た瞬間、これは竜巻だ、と、思いました。まだ真っ暗い早朝のこと。そんなことになっちゅうとは気付かず、まだ、寝ている人も多くて静かな静かな上岡でした。
こわいですね、竜巻。
その威力は、想像を絶するもの。気象台の話では、昨日のあの時刻、高知市は竜巻が発生しやすい条件が整っていた、とのこと。竜巻注意報も出ちょりました。
家の中とかに避難しちょくしかないですね。家の中に居ても、ガラスが割れたりして怪我をされた方もいらっしゃいます。屋根全体を吹き飛ばされた民家の写真も、新聞に載っちょりました。すごい。
調べてみますと、アメリカでは何度も幾度も大きな竜巻が発生しちょります。2011年4月にも、アラバマ州で、354人以上が亡くなりという凄まじい大量の竜巻が発生。家の中に居ても、家ごと吹き飛ばされてしまうような竜巻は、もう、逃げようがない。
地球は、時折、突然、予想もしていなかったようなとんでもない猛威を振るう。それは太古の昔から繰り返されてきたこと。今回の竜巻は、そんな星の上で我々は暮らしているのだ、ということを忘れたらいかん、という戒めであったのかも知れない。