高知市内銭湯探検ol.1「愛宕温泉」〔4584〕2015/11/03
2015年11月3日(火)秋晴れ!
今日は文化の日。とは言え、色々と用事がありまして、今日も走れちょりません。ああ。体重が増えるばかりの食欲の秋。なんとかせんといかん。
さて。
昨日、銭湯とインターネットについて書きましたところ、高知でネット関係のお仕事をされており、大変お世話になっておりますOさんから、下記のような貴重な情報を頂きました。Oさん、ありがとうございます。以下、抜粋。
インターネット商用サービスが日本で始まったのは、1993年だそうです。
携帯電話の発売が1987年で、携帯からのインターネット接続サービス開始が1999年。なるほど。
四国初のインターネットプロバイダ、バオバブがサービス開始したのが1995年。
その年の流行語大賞が「インターネット」という話は昨日書きました。
なるほどね〜。その頃か。ちなみに携帯で動画が観れるようになったのは、ぐっと下がって2008年。Twitterが始まったのもその年で、DoCoMoのスマホが発売されたのは、ほんのこないだ、2010年。その年にFacebookが始まっちょります。
う〜ん。ほんの最近のできごとだ。
対照的に、銭湯の世界は、時計が止まっているかのような穏やかさ。時間が流れているのか不安になるくらい。
一昨日調べてみたところ、今も高知市内に7つの銭湯が健在。ここ数年で廃業になったところもあり、もう少し早く探検しちょったら良かった、と悔やんでおります。が、とにかく、この市内7ヶ所の銭湯を早急に体験しちょかんといけません。人類喫緊の課題だ。
そんな訳で、先ほど、行ってきました。
まずは、愛宕の「愛宕湯」。
愛宕の旧踏切の北東。狭い道路沿いに、ありました。意外と小さい。
「愛宕温泉」と書かれたテントの下に、真新しい白い暖簾。非常に開放的なつくりで、男湯なんぞは窓が開け放し。わかりにくいですが、白い暖簾の左側。あそこの窓が開いちょりまして、見えているのは男湯の脱衣所のロッカー。
番台で400円支払い、30円の貸し石鹸を借りて、あのロッカーの前で服を脱いだところで、こちらを振り返って驚きました。道路が丸見えではないか。つまり、道路から私が丸見えではないか、という開放感。素晴らしい。
壁に「マグネット式身長計」というのが掛かっちょりまして、その上に広告。「あたご寫眞館」。電話番号がが、「電 (5)二九六二番」。ああ。局番が一桁。時間の流れが止まっているようだ。
で、脱衣所から風呂場に入り、カランで身体を洗おうとすると。ヌルいお湯が、チロチロ。ほとんど出ない。これはどうしたものか。
仕方ないので(このままだと風邪を引くので)、湯船からお湯を掬い、身体にかけて洗い流してから浴槽に浸かって、温まりながら常連さんを観察。
入ってきたきた、常連のおんちゃん。
カランには目もくれず、浴槽の横に椅子を持ってきて、湯船から洗面器でお湯を掬い、それで身体を洗い始めました。そうだよね。そうと思いよりました。やっと仕組みが理解できて良かった良かった。
それにしても、このローカル度は、なかなかのもの。
こないだ、東京、人形町で入った銭湯「世界湯」をローカル度100とすれば、愛宕温泉のローカル度は3500くらいでしょうか。と、思いよりましたら、若い歩き遍路のにいちゃんが入浴しにきました。県外の方ですな、これは。ヌルいお湯がチロチロとしか出ないカランには、さぞかし、戸惑ったことと存じます。あそこで身体を洗おうとすると、風邪ひきますきんね。
しかし、こうやって愛宕の町中で営業を続けておられる愛宕湯。愛宕温泉。貴重な昭和が、ここにありました。
市内7つの銭湯のうち、一つ目をやっつけて、満足感いっぱいの秋の夜。風邪はひかんように気をつけんといけません。