安田町栄峰の真新しい牛舎〔4228〕2014/11/12
2014年11月12日(水)晴れ
今朝は、安田町。高知県東部の、安芸市と田野町に挟まれた安田町。田野町は、海岸近くの平野だけの町で、面積も狭いのですが、安田町は山の方に広がっちょりまして、意外と面積も広かったりします。メッソ知られちゃあしませんが。
で、かなり山の方へ入った所に栄峰(えいほう)という集落がございます。山の上。
土佐くろしお鉄道ごめんなはり線の安田駅のところから、安田川沿いにどんどんどんどん遡っていきますと、中山という集落。そこで対岸に渡り、狭い狭い山道をどんどんどんどんくねくねくねくね登って行った山の上にあります。栄峰。運転技術に自信がないと、行ってはいけない道。
近年、田野町の「結いの丘ドーム」という体育館のところから尾根筋を走る道ができて、そっちの方が安全に行けるようになりました。
しかし、この8月の大雨で尾根の道は20〜30mにわたって崩壊。通れんなっちょりました。それが、最近になって応急の復旧工事が完了、通れるようになりました。
今朝は、その、尾根筋の道を通って行きました。栄峰。
栄峰は、開拓集落。戦後、幾組かの農家が集団で入植、開拓した集落にかありません。今残っている農家は少なくなりましたが、それでも1軒、若手で優秀な酪農家さんがいらっしゃいます。
亡くなられたお父様の代に入植してきて、酪農家を始めました。その後を継いでいる若者。好青年、エブチくん。
今までの牛舎は狭く、拡張することができなかったので、この度、少し上の持ち山を切り開き、新しい牛舎を建てることにしました。このご時世、嬉しいですね〜。
若い後継者が、新位牛舎を建てて未来を切り開いていく姿。いや、本当に嬉しいものがあります。
昨日、鉄工所の仕事が概ね終わったということで、今日からパイプラインの配管。できる作業は可能なだけ自分でやる、ということなので、今日は、弊社の社員3名が手伝いにいくことにしました。配管などに手慣れた写真が。
そのうち一人はエブチくんの高校の同級生。頼もしいもんです。
牛舎の引越しというのは、かなり大変な作業になります。なんとか年内には完成させたい、との話。この牛舎に、牛がたくさん入って、搾乳が行われる風景が今から楽しみ。想像するだけで嬉しゅうなりますね〜。
高知の酪農家には、エブチくんのような若い、優秀な後継者がおります。弊社も頑張って応援していかんといけません。