春の山 ひねもすのたり のたりRUN〔3616〕2013/03/10
2013年3月10日(日)薄曇り
昨日と今日は高知は「土佐のおきゃく」の「大おきゃく」。長い商店街に、延々としつらえられた飲食の店。昼間っから夥しい善男善女がお酒を飲んだり食事をしたり。アーケードの下とは言え、野外。ああいったオープンスペースで開放感に浸りながら飲み食いするのが、高知県人は大好き。しかも昼間っから。
狭い街ですき、しゅっと、知人が通りかかったり見かけたり。そこからまた輪が広がったりして、楽しさがどんどんと広がっていくのでありました。
大おきゃくだけでも、毎月1度くらいやらんでしょうかね。これぞ土佐人のメンタリティにぴったしの催しやと確信します。
今日は、テレビ高知健康マラソンもやりよります。友人も何人か出場しちょりますが、小生は最近出ちょりません。どうしても、大会となるとムキになるので、必死になってしまい、苦しさが先にたつきですね。
で、そんな高知市内のイベントに背を向けるつもりはまったくなかったのですが、今朝は久々に旧鏡村方面をたつくりに行っちょりました。春の陽気ですき、もうTシャツ1枚でOK。あちこちに菜の花が咲き、梅が咲き、早咲きの桜も。色とりどりで、ホントにキレイでした。エイですねえ、土佐の山は。
鏡川を遡上し、大河内橋のところから行川へ。なめがわ。ここを駆け上がるがも久し振りでした。行川の集落には、行川川(なめがわがわ)沿いにおびただしい菜の花。こじゃんとキレイですき、ご近所の方はぜひ行ってみてください。
で、行川から、行川川支流の上里川の方へと曲がり、上里川沿いにどんどんと急坂を駆け上ります。この道が、心臓ばくばくでなかなかの負荷。上里はじょうりと読みまして、上里川の上流の、こじゃんと高いところにある集落が上里。上の里と書くばああって、周囲を睥睨するような見晴らしの集落。
その集落のはずれの森の中に、河内神社さんという由緒あるお宮さんが鎮座。その近くに、キレイな湧き水。写真は、その湧き水で喉を潤すひまわり太郎。
ふと横の斜面を見ると、椎茸の栽培の樹々。道路沿いに、無造作に並べられちょります。盗られたりせんがでしょうかね。
こっから上里の峠を越え、針原を通って旧鏡村役場のある川口へ下ってきました。
今日は日曜日。あちこちの畑に、農作業をされゆう方がいらっしゃいました。土の準備などの作業。いよいよ春になり、これから、土をつくって作物を植えていくのでありましょう。そういった風景を見ると、生命の力と申しますか、息吹と申しますか、これから色んな事が始まっていくような、そんな嬉しい気分になるき不思議です。
しかも、皆さんご機嫌がよろしい。こんな、ヘンな格好したランナーがふうふう言いもって走っていくがに、気軽に「頑張りゆうねえ」などと声を掛けてくれます。こちらは遊びで、皆さんはお仕事な訳ですき、恐縮してしまいますが、嬉しいもんです。これから作物を育て始める、その準備作業は、お百姓さんにとっても、ちょっとウキウキするもんながかも知れません。会う方、皆さん、そんなご機嫌でした。春ですねえ。
春のRUNは、独特のウキウキ感があって、楽しゅうございます。ですきに、今日は、世間の賑わいを知りつつも、山にきてみたのでありました。
春の山、ひねもすのたりのたりRUN。