夜明け前の日根野、日根神社〔2464〕2010/01/13
2010年1月13日(水)時々雪でんがな
てな訳で今朝は南大阪。夜明け前の日根野界隈をたつくってきました。日根野は、関空近くにあるJRの駅で、古い古い荘園のあった街。日根荘は、多くの水路や溜池のある豊かな土地やったみたいで、今でも大きい大きい古い民家があるがにビックリします。暗い時間帯に走りゆうと、大きい瓦屋根の立派な建物が次から次へと現れます。お寺さんかと思うと、実は古民家。それもどっしこありますきに、この界隈の豊かさがわかります。表札の名前を見てみると、「神」とつく名字とか、由緒ありげな名前が並んじょりました。
ここは日根荘の鎮守、日根神社。早朝、誰もいない静かな境内。延喜式内社ですきに、古い由緒ある神社、日根神社。
日根荘は、どうやら京の九条家の荘園。九条家と一条家は同じ一族のわかれですきに、土佐中村に荘園を持っちょって公家大名になった一条家とは親戚関係。応仁の乱を逃れて中村へ下向した前関白、一条教房さんと、同じ頃日根荘へ下って来ちょった九条政基さんは、3代くらい前の兄弟から出ちょります。なるほど。
で、今日は和歌山界隈で色んな工場や施設、そして牧場を見学さいてもらいよりました。牧場は海南市から山へどんどんと上った所にあるくろさわ牧場さん。乳牛と肉牛を放牧され、観光もできるなかなか素敵な牧場。今日は和歌山では珍しい雪模様で、こぢゃんと冷やかったです。くろさわ牧場さんは、いわゆる山地酪農を実践しておられます。近畿地方では珍しいですね。高知と同じ昼夜周年放牧で、若い兄弟とその若奥様たちが、熱心に取り組んじょりました。そのお父様は、昔、高知の岡崎牧場で山地酪農の研修をされたとおっしゃっておりました。ご存じ、日本の山地酪農発祥の地といわれる岡崎牧場。これも何かのご縁でしょう。世の中はどこかでうまいことつながって、楽しいことが起こるようになっちゅうのであります。