深谷から吉野へ〔2321〕2009/08/23
2009年8月23日(日)晴れ!暑い!
いやいや、今日も猛暑。暦では、処暑だそうで、暑さも峠を越えて、風に涼しさが加わってくる季節やそうです。そう言えば、風はなんとなく涼しゅうなってきた気がしますな。しかし日差しは強烈。お日様の下を走ると、頭がクラクラしてくる、そんな暑さです。
ですきに、今日は久々に南嶺をたつくりに行っちょりました。ご覧のように、山道は木陰が多いので、ちっくとマシながです。
暑さの峠ですきに、今日ご紹介するここは吉野越えの峠。高知港の近く、孕を西へ行った深谷から、神田の南、吉野へと越える山道の峠。
筆山から鷲尾山へ上る山道との交差点になっちょります。鷲尾山へ登る際には、こっからは急な登り坂ばっかしになりますきに、ここで休憩してから臨むがが一般的。
深谷から吉野までは、この道を通って行けば歩いても1時間かかりません。昔は、かなり利用されよったポピュラーな道やったと思われます。今の感覚ですと、平らな場所を走る車道の幹線を通っていくがが早そうですけんど、昔は基本的に歩きですきに、上り下りよりも直線的な近さが重視されます。その方が早いがですな。その辺の感覚を頭に入れちょかんと、昔の皆さんの距離感がわからんなります。
あと、手軽に舟を利用しよったことも頭に入れちょかんといけません。
例えば、板垣退助さんの家は、昨日ご紹介した競馬場から海沿いに少し北へいった場所にありまして、お街へ出てくるには、海沿いから鏡川岸を遡上、天神大橋を渡って行く、と思うてしまいますが、実際に利用しよったのは舟。あの家からは、堀川を通ってはりまや橋をくぐると新京橋。立志社はそこですきに、ほとんど歩くことはなかったと思われます。
大きな船のやって来る孕から、神田界隈へ行くには、この写真の道を行けばしゅっと。今、県交のバスが孕と吉野の間を走りよります。たぶん。同時にスタートして山道を駆け抜けたら、到着時間はどちこちないと思います。