物部川、戸板島、堰留神社、石留神社〔1596〕2007/08/29
2007年8月29日(水)今日も晴れちょります
昨夜の皆既月食、見事でした。全国的に、キレイに観れた所は割合少なかったみたいで、こぢゃんとラッキーやったですね。華麗な天体ショーを観ながらのビールは美味しく、ついつい飲りすぎてしまいました。
さて、今朝は南国工場。南国工場は歴史ある清流物部川沿いに建っちょります。その物部川の土手を、工場の前からどんどんと遡って行きますと、戸板島という地区に出ます。戸板島には物部川を渡る橋が架かっちょりますね。その橋の西詰をちっとだけ北へ行った土手の下に、由緒有りげな神社が鎮座されちょります。車で走りよったら見過ごしてしまいますが、大きな樹々に囲まれたお宮さん。写真の右手は物部川の土手です。
この神社は「堰留(いどめ)神社」というそうです。また「石留(いわどめ)神社」でもあるそうです。昔、物部川の中洲であった戸板島村の北端に、洪水のたびに河水を堰き止めて村を守ってくれた巨岩がありました。そこで、村人たちはその巨岩を磐座(いわくら)とし、堰留(いどめ)の神、石留(いわどめ)岩積の神として祀ったのがこの神社の由来。川沿いにさりげなく鎮座しちょりますが、その歴史は実はこぢゃんと古いみたいですね。菅原道真さんたちが編纂したと言われる平安時代の歴史書「日本三代実録」(901年に成立)に、この堰留の神、石留の神のことが記載されちゅうそうです。この、正しく物部川の神様のことが。それには、元慶8年(884年)、この二神が、正六位上から従五位下の神階に昇進したことが書かれちゅうとか。古い古い由緒をもつお宮さんです。
この土手を越えた、戸板島橋の下の河原では、鮎の友釣りをしゆうおんちゃんが一人いらっしゃいました。台風の濁水が続いたあと、やっと澄んだと思うたら水量減少で水温が上昇して、友釣りは不調、という情報がありました。そんな中、おんちゃんは一生懸命釣っておられました。いっぱい釣れたらエイですね。