安政南海地震は嘉永南海地震〔1346〕2006/12/22
2006年12月22日(金)素晴らしいお天気
今日はまた良いお天気になりました。気温も、朝も下がらず昼は上がるという状況で、暖房器具が必要ないですな、こりゃあ。こんなにヌクいがですけんど、今日は冬至。一年で一番お昼が短い日。地球も妙ちきりんなことになりゆうですね。
冬至と言えば柚子のお風呂。温もりますね、こぢゃんと。たぶんですね、冬至と湯治が引っかけちゃあるがです。で、柚子は融通が利くに通じちゅうがやとか。高知は柚子が名産。ひまわりも、柚子を使うた商品があったりしますが、昨年今年と柚子の収穫量が少なく、反対に柚子ブームで消費が増えちゅうという状態で、こぢゃんと不足気味ながです。
ひまわり太郎も高知県産の柚子の確保でアズっちょります。ですきに、今日のお風呂へも、あんましどっしこ入れんようにしちゃってくださいね。足りんですきに、今年は。
丁度60年前の昨日、昭和21年12月21日、南海大地震が高知を襲いました。こぢゃんと被害を受けた高知県ですが、その92年前、1854年11月5日、通称「安政南海地震」が高知を襲うちょります。この地震は昭和のやつより大きい地震で、その被害は甚大でした。ここは南国工場の近く、物部川沿いの上岡八幡宮。何度かご紹介しましたが、ここには、その安政南海地震の時にこの上岡山の西まで津波の波がやって来た、ということを記憶させるために、地元の嶋内さんという偉い方が明治15年に自費で建立した碑があります。写真左端の碑。裏に、「嘉永七年寅十一月五日大地震、地所によりしづみ、浦々人家流失、人いたみ夥敷、上丘西川原まで浪来る事を記」と刻まれちゅうがはいっぺん書いたですね、このにっこりでも。
で、通称安政の地震と呼びゆうがですが、この碑には嘉永七年と書いちゃある不思議。実は、この碑の方が正しゅうてですね、嘉永はこの年の11月26日まで続いちょりまして、11月27日からが安政。正確には嘉永南海地震が正しいがぢゃあないでしょうか。