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向山を切り崩した道路〔4361〕2015/03/25

向山を切り崩した道路

2015年3月25日(水)晴れ!

また、冬が戻ってきたような朝。会社に停めちゃある車のフロントガラスが白うにカチバリツいちょりました。昨夜お花見をした人は、冷やかったでしょうね。明日、明後日の朝もちくと冷えそう。土日は暖かくなりますが、曇ったり降ったりの予報になっちょります。

さて。
こないだの日曜日、新しい道路が開通しました。高知県東部自動車道の一部。五台山トンネルの南から南国市伊達野までの数キロ。まあ、それを通ったからと言うて、南国市と高知市の間が近うなったかと言えばそんなことはない、まだ、メリットの少ない道路。しかし新しい道、ということで、一度は通ってみんといかん、という高知県人がたくさん通ったであろう、道。無料の自動車専用道路。

今朝は、五台山南から乗って、伊達野に下りてみました。伊達野というのは、潮見台ニュータウンの東側。写真は、その、伊達野に下りる手前で撮影したもの。潮見台から東に連なる山を削って道路にしておりますので、写真両脇は、削られた山。
向山。

ここに、この道路が建設されるに当たって、遺跡の調査が行われました。今から7年前の、2008年のこと。向山戦争遺跡と名付けられた遺跡は、太平洋戦争末期に、本土防衛のために構築された山中要塞の遺跡。山に、いくつかのトーチカや砦、基地が設けられ、その砦の間に「通信壕」と呼ばれた溝が縦横に掘られておりました。
地中に穴を掘って弾薬庫にしたり、事務所にしたり。
潮見台から東に伸びる山が向山で、山の上からは南に太平洋が望めます。山の南斜面と北斜面をつなぐトンネルも掘られ、要塞化がすすんでいました。
高知に配備された本土防衛軍は12万。もし、戦争があそこで終わってなかったら、悲惨な戦場になっていたかもしれない向山。
その戦争遺跡の調査について、2008年12月7日に現地説明会が行われ、このにっこりでもご紹介しました。

その後、工事の準備が始まりました。

2010年10月に、飛行機から撮影した、この界隈の写真をご紹介しちょります。南北の連絡道路はできよります。東部自動車道工事は、潮見台の手前、山の右と左で少しだけ始まっちょります。まだ、山の姿は、上空からは変わって見えません。

2011年11月26日に向山をたつくってみました。もう、木々が伐採されて、山の姿はかなり変貌しちょりました。しかし、2008年に入ったトンネルの入り口は、かろうじて確認できました。しかし、もう、向山のてっぺん界隈は崩され、高射砲陣地跡などはなくなっておりました。

2年前。2013年3月21日
田植えの始まった伊達野の田んぼから撮影した向山は、もう、完全に切り崩されて道路ができ始めちょります。

そして、2015年3月22日に開通した道路。
ここに、本土防衛のための要塞が構築され、トンネルなどの遺構がついこの間まであったことは、もう、忘れ去られてゆくのでしょうか。

いや。
この西側、潮見台の山の上には、まだまだたくさんの戦争遺跡が残っちょります。トンネルも、通信壕も、トーチカ跡も。忘れてはならない、後世に伝えていかなくてはならない、悲惨な戦争の歴史。


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