朝倉、米田地区の水車〔739〕2005/04/24
2005年4月24日(日)晴れた穏やかな日曜日
高知は朝からよう晴れ上がっちょりまして、お日様の下に出ると暑いくらいですね。そんな中走りますと、汗が噴き出して来てこぢゃんと気持ちエイです。昨日は酪農さんの祝いでお昼から飲りよりました。晩も飲りよりました。その、身体に蓄積された不純物が、今朝のランニングできれいさっぱり洗い流された感じですな。
今朝も鏡川沿いを遡行してきました。お目当てはココ。鏡川をさかのぼり、紅葉橋から鏡川橋をくぐり抜け、汽車の通る橋を過ぎると「米田橋」という小さな橋があります。右岸を、その米田橋から数百メートル北上した土手の下に、この光景がございます。
このもう少し上流に「朝倉堰」という堰がありまして、そこから分岐した農業用水の水路がこれ。この水路が、界隈の田畑を潤す重要な動脈なんであります。で、田植がすんだ田圃に、一定量の水を流す役割を担うちゅうががこの「水車」。
観光用に残された水車群はたまに見かけますが(例えば中村、安並の水車など)、まさに実用に供されちゅう水車はあんまし見かけんですね。この水車はあくまでも「実用」。近所の鉄工所で溶接したとおぼしき水車に空き缶がくくり付けられ、その缶が水路の水を汲み上げます。その水を発泡スチロールの箱で受け、エスロンのパイプで田圃へ流す、という構造。なかなかよう出来ちょります。
昨年はもう一基あったように思うんですが、今年はこの水車だけになっちょりました。けんどエイですね、この風情。暑いなかを走るのも、こんな素敵な光景を発見することが出来るからこそなんですね。