高知のコンレイ〔543〕2004/10/10
2004年10月10日(日)快晴
今日もよう晴れました。素晴らしい秋晴れです。今日は朝からJr.1号2号を連れて高知県立春野球場へ。高校野球を堪能してきました。やっぱしエイですね、高校野球。生で見ますと、彼らの真摯な態度、キビキビした態度がとても心地よかったです。
その後、知人の娘さんの婚礼に行っちょりました。高知では、結婚式へ行くことを、一番ポピュラーな言い方として「婚礼に行く」と言います。コンレイに行くのであります。
高知のコンレイは、ちょっと独特なんでございます。どんなに独特かをご説明申し上げましょう。
まず、「お客さんの人数がやたら多い。」のであります。今日のも約300名。最近ちょっと少なくはなってきましたが、300名~500名くらいの宴会もよくあります。従いまして、コース料理とか懐石料理ではかなり無理があります。そこで皿鉢料理であったり大皿料理であったりします。各自好きな料理を自分で取り分けて食べるのであります。
次の特徴は、「酒の返杯が始まると自分の席にはほとんど戻らない。」のです。新郎新婦とは関係なく、その辺で返杯が始まり、大宴会の様相を呈してきます。乾杯後は、そういった訳で前で誰が何を喋ろうとそんなことには関係なく宴会が盛り上がってしまいます。んで、高知のコンレイでは、すべてのスピーチが乾杯前に執り行われるのであります。
もうひとつの特徴は、「親族以外は普通の格好(普通の背広に普通のネクタイ)で出席する」のであります。黒服白ネクタイは、ごくごく近い親族のみなんです。
県中央部ではさすがにそんなことはありませんが、高知県西南部の幡多地方では、会場にやって来たヒト順に酒を飲み始めます。今風の結婚式場でも、コンレイが始まる前からみんなお酒を飲み始めます。ですから、セレモニーが終わるころにはかなり「できあがっちゅう」ヒトも居ったりします。面白いでしょ?
ぜひ一度、高知のコンレイに参加してみることをお勧めします。