大野台地の風景、暮れゆく高知〔3910〕2013/12/29
2013年12月29日(日)快晴
年末の日曜日。良いお天気。街には出ちょりますね〜、ヒトが。幹線道路も車がいっぱい。平常時とちょっと様子が違うのは、いっつもは混む裏道がガラガラ、ということ。県外からたくさん車が帰ってきちゅうがですね。
ここは田野。県東部、田野町の大野台地の上。海岸段丘、大野台地の上は、実に広々として、しかも景色が抜群。地殻変動で地面が隆起してできあがった大野台地。台地の上は、なだらかな斜面にオクラ畑、水田、芋畑などなど。もちろん、我らが酪農家さんもいらっしゃいます。
いかがでしょうか、この風景。
資料を見ると、この大野台地の人口は200人。70世帯やそうです。そのうち畜産農家は4軒。土佐あかうしの農家が2軒と、乳牛を飼う酪農家が2軒。坂本勝明さん夫婦と坂本隆昌さん夫婦が、レベルの高い酪農業を営んでおられます。
元々、水に不便な台地の上。そこに農業用水が汲み上げられ、配管されたがは昭和45年やそうです。それまでは、水をたくさん使う水田などはできんかったにかありません。今は、水田もオクラ畑もあり、豊かな農地に変貌しました。そしてこの風景。
ここは、戦国期には大野豊前守さんという方が支配し、お城もあったそうです。最終的には長宗我部氏の支配下になりました。大野豊前守さんの墓所は、この大野の山の麓、田野八幡宮さんのところにあります。
さあ。いよいよ今年も、残りわずか。今日は朝から田野へ行ったり掃除をしたりと忙しゅうございまして、にっこりを書くがも夕方になってしまいました。そして今日は小学校の同級生連中との忘年会。今年3月に閉校になってしまいました追手前小学校のプチ同窓会。いや、3月の閉校の時も集まったし、夏にもやったし、また今晩。なにやら、ビッシリ飲みよりますな。
そんなにどっさり集めちゅう訳でもないようなので、場所はいつものひろめ市場のキッチンはなさん。目の前に、我らが追手前小学校跡地が見えるお店。すっかり建物は取り壊され、埋蔵文化財発掘調査中の跡地。
いつも遊びよった場所に集まって、飲み食いすると、あっという間に40年前にタイムスリップしてしまいます。もう、卒業して40年か。自分がそんな年になるとは思いもしませんでしたし、今でも思うちょりません。
母校が無いなってしもうた我々ですが、追手前小学校という鎹(かすがい)は、いつまでも残っていくがでしょうね〜。
さあ。今年最後の忘年会が始まります。締めくくりがひろめ。高知の年の瀬は、高知らしく暮れゆきます。